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Aに報告する３０分前。
僕達は、Aの机、ロッカー、上履き…有りと有らゆるものが悲惨な事になっているのに気が付いた。
彼方「…。」
真冬「これは…酷いね。」
教室のゴミを全てAの机の上へ。
画鋲や裁縫で使う時の針など、身に危険性のあるものまで置いてある。
真冬「…荒れ過ぎでしょ…」
生憎、先生は職員室で会議中だ。
今この教室にいるのは僕と彼方だけ。
生徒達も受験勉強や遊ぶ事で忙しいらしい。
彼方「…真冬、やった奴って誰だと思う？」
随分冷静だな…
尊敬する。
僕ら今直ぐAの所に言って強く抱き締めてあげたいよ。
一応、「うーん、そうだね…」と考えているフリ。
大体やったのは誰か分かる。
…ファンの子達だろう。
真冬「…あ、ねぇ、美久ちゃんってAの事好んでないよね？もしかして加わったのかな。」
彼方「さぁ…どうだろう。」
そこら辺は分からないな。
っていうか、あの子が何を考えているかも理解が出来ない。
「…真冬様、私はそんな事しませんよ。」
真冬「うへぇ！？」
余りの驚きで声が裏返ってしまった。
この声って…美久ちゃん…？
後ろを向き、彼女の姿を確かめようとしたが、まず彼女がいなかった。
真冬「…あれ？」
美久「ここです。ここですよ真冬様。」
そしてなんと出てきた場所は掃除用具入れの中から。
…なんつー所から登場してくんの…。
美久「私、そういう裏をかいてやりません。ただ録音してストーカーするだけです。」
彼方「…いやアウトです。」
美久「ゴミとかまず触りたくないですし。ばっちぃじゃないですかぁ…。
あ、でも真冬様と彼方様のアレはばっちくないですからね！触りたいって思いますから！」
真冬「…いや色々アウトです。」
ゴホンッと咳払いをし話を切り替える。
すると美久ちゃんはスマホの画面を見せてきた。
美久「どうぞ♥写真撮っときました♥」
真冬「え。」
あ…凄い。
犯人撮ってある…。
ストーカーの力って結構良いんだな…。
僕も、Aをストーカーしようかな。
真冬「(ってか美久ちゃんって案外良い子…＿＿)」
彼方「へぇ、役に立つじゃん。
いーこいーこしてあげよっか？」
美久「えっ！？是非…！！」
彼方「…ふ…はっ、する訳ないじゃん。」
美久「あ！もっとください今の！！！」
うーん…？
良い子…ではないか。
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いるよ - 関係ないはずなのに、AftertheRainと繋がってる細かさが、とても好きでした。この作品が私は好きです。素晴らしい完結をありがとうございました！ (2022年12月8日 21時) (
レス) id: 7464634473 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹一華。(プロフ) - あっっ、そらるさんver.……。 (2021年1月20日 16時) (レス) id: 463bf9fb63 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 申請はしました！ひなのという者です (2020年8月6日 11時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 凄く面白かったです！あの、恋乱やってますか？やっていたら姫友＆くのいち仲間になって欲しいです！ (2020年8月6日 10時) (レス) id: 2e2545cf28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：non x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/ryou/
作成日時：2017年11月25日 21時
