ハツジョージキ【まふまふ】 (ページ9)

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頭がクラクラする。気付いた時には先輩の後頭部を掴み唇を寄せていた。

僕と彼女の激しい息遣いと微かに響く水音が僕をより一層興奮させていた。

『んっ…』

時々口の端から漏れる色っぽい声に驚く。こんな風に、出すんだ。

「…っ」

ごめんなさい。

そう思いながらも舌使いを止める事は無い。「まふ…く」と直直名前を呼ぶ事で何か下に来るものがある。

「(……やばい、止まらない)」

彼女の方から止めに来ないとこのままずっとしてそうだ。

あれから何分経ったのかも分からない。

息継ぎに慣れていない彼女もだんだん学んできてその頃には床に組み敷いていた。

『………まふ、君…どゆこと…』

下にいるせいか上目遣いでうっすら涙を目に浮かべている。

…そんなの、反則だって。

「発○期を治すには僕の欲を排除しなきゃいけないんです。だから、それを協力してくれるんですよね？」

『っけど、こんな事するなんて…＿＿＿』

"こんな事するなんて思わなかった"だなんて言わせない。

首筋に口を寄せ痕がしっかり残るまで噛んだ。

「このまま…したい…。

ダメ……？＿＿＿」

＿＿バタンッ

「！！」

勢い良く開いた扉。

そこにいるのは下にいた二人と、さっきまでいなかった三人の姿が。

「……まふ、俺はここまですると思わなかったんだけど」

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