ハツジョージキ【まふまふ】 (ページ8)

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私に話し掛けられた後も病院へ何回か行ったらしい。

そしたら完全に発○期だと言う医師の判断。

天月君も言ってた通りの事もおきてるらしい。情欲が…活発らしいのだが。

「もう…どうすれば良いか分かんなくて…そらるさんにも言ったんですけど…」

『……治すには、何か方法ないの？』

「……あり、ます…けど…」

それなら話は早い。私に出来る事があるのならまふ君の為にも治してあげたい。

「協力するよ」と言えばまふ君は「で、でも」と躊躇っている。

『いーーの！ほら、早く言って。楽になるんだよ？』

「いやいやあの、方法が…その…」

「早く！」と急かせば、は、はい！！と言う気に。

引かないでと言われそんなに駄目な方法なのだろうかと少し心配になる。

『どんな事でも、協力するよ』

「…本当に、してくれるんですか？」

『するってば』

これだけ謙虚しているという事は私に出来る事なのだろう。後輩が悩んでいるのに見捨てる訳にはいかない。

「先輩…」と私の事を呼び、何？と行ってまふ君の方を向けば、彼の顔が私の近くに。

『……え？』

「僕のこの症状、治してくださいね」

ここから先は私にも何が起こったか分からなかった。

ただ、まふ君の唇と私の唇が重なり合い、ファーストキスが奪われた事ははっきりと分かった。

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「で？？どういう事何ですかそらるさーん」

Aちゃんのタオルを借りて俺は濡れた床をしっかりと拭いていく。

問い掛けると、「いや、うん…」と迷っている様。

「これはまふについての事だから、俺からは言わない方が良いと思う…」

「いやでも気になりますよ！しかもまふ君は無理矢理Aちゃん連れてっちゃうし！上で何が起こってるんですか！」

「………さぁー」

そらるさんは俺から目を逸らしそっぽを向く。

「あー！やっぱり何か隠してるー！」と叫ぶと「五月蝿い」と黙らされた。

まさか俺が思ってる事にはなってないよね…。そ、そういう展開には、なってないよね！？

「そらるさん！今からluzすん呼びましょ！で、そこから色んな人呼びましょ！」

「はぁ？何言ってんの馬鹿？」

余計五月蝿くなると感じたのか絶対嫌、と拒否。

…いーや、この態度はそれだけじゃない。隠しているものがあるからそれをバラしたくないだけだ。

「あ、もしもしluzくーん？」

「…あ……おい！！」

だが俺は遠慮なく掛けてやった。

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