GENEな俺は女の子にモテたい

日常〜数原龍友の場合〜 ページ6

「龍友君、まじマッチョ」

「せやろ〜」

「触っていい？」

「えぇよ」

差し出された腕を触ると
カッチカチでまじ感心する
ついでに胸筋や腹筋も触らせて頂く

「っこっしょいわ！」

「ずっと触ってたい」

「触るなら、りゅー君触ってや」

「龍友君、それセクハラて知ってる？」

「「涼太(君)」」

ニヤニヤしながら変態発言をする龍友君の
横にいた涼太君が龍友君を睨む

「紫音が穢れる」

「何言うてんねん、こいつやって
もう成人しとんねんから」

"なんならもっとやらし〜事するかぁ"
手をワキワキしながら
俺の腰に手を置き、厭 らしく撫で回す


「っん、龍友君こしょい」

「紫音〜♪中々えぇ声しとんでぇ」

「...龍友君怒るよ」

通称涼太君のブラックスマイル降臨
笑ってるけど、目の奥は闇です。

「...す、すまん」

「俺じゃなくて紫音に..じゃない？」

「せやな、紫音調子乗ったすまんな」

「う、うん。俺は全然い「紫音？」

「はい！気を付けます」

龍友君と俺で深々と頭を下げると
涼太君は満足したのか亜嵐君の方へ行った


「怖っ」

「ヤバい〜」

二人同時に深いため息を溢す



「過保護やな〜」

ねぇ〜？と龍友君に相づちを打って
胡座を掻いてるムキムキな膝に頭を乗せる


「お、なんや甘えたさんやん」

「龍友君の声聞きながら昼寝」

「アホ、トレーニング出来ん」

「おねがい」

「チューしてくれたらえぇよ」

「何が悲しくて龍友君に
しないといけないんですかね」

「減るもんちゃうやろ」

「い・やー！」

「あっアホ！下向くなや！
いや？絵面的にはめっちゃえぇやん」

顔を近付けてきた龍友君の顔を避けて
うつ伏せになる。
胡座を掻いてる足の間に顔を埋めると
龍友君が俺の頭を撫でながらニヤつく


「...龍友君のりゅーくんが」

「すまんな、つい」

「ないわ〜ないない」

「俺は全然イケるで」

「キモッ」

「キモイ言うなや！ボケ！」






――――・・・・

「龍友君、紫音ちょっといい？」

「おぉ」
「いーよ」

「これ..なんなん？」


[チューしてくれたらえぇよ〜、何が]

目の前に出された涼太君のスマホ
裕ぴのインスタらしく
この前のやり取りが盗撮されていた

「「あー..」」

「ん？」

「「す、すみませんでした」」


二人でめっちゃ怒られました。





(裕ぴのせいで怒られた)
(え？あれはいいラブラブっぷりでぇ)
(盗撮反対)
(裕太君には嫌いて言わないんだ、ふーん？)
(機嫌悪！)

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