GENEな俺は女の子にモテたい

日常〜片寄涼太の場合〜 ページ3

「紫音、ダッツ買ってきたけど食べる？」

「え？！食べる！」

今日は、GENERATIONSの片寄関口弟二人で
雑誌の撮影があり只今休憩中です。

「お兄ありがとー」

「何？そのお兄って」

「だってー、兄こますげぇよかったし」

「ほんまに？」

「うんうん、俺もお兄やりてぇ」

「紫音が？無理だと思うよ、俺はね」

ダッツを食べながら、お兄役をやりたいと
ゆうと涼太君に無理だって言われた

「だって紫音は末っ子体質やし
俺が思うに攻めより受けっぽいかな？て」

"アイス口についてるよ"
ふふ、と笑いながら俺の口の横を拭く涼太君

「うー..まじ王子じゃん」

「ん？なぁに姫ちゃん？」

「...姫じゃないし、男だし」

「俺にとっては紫音はお姫様だよ」

にこ、と笑う涼太君
言ってる意味わかんねぇし


「涼太君、「撮影再開しまーす」

「行こ？」

スタッフに遮られ撮影が再開した
今日は女性誌のコーナーの撮影で
『GENERATIONS二人の王子様』という
タイトルだったはず

「はいー、じゃぁ背中合わせで」

"カシャッ""カシャカシャ"

撮影は順調でカメラチェックをして
OKを貰った


「最後にフリーで何枚かいこうか」

「フリー？どーする涼太君」

「俺にまかせて？」

涼太君はそう言うと俺を抱きしめて
横向きにカメラに向き合う

「え？ちょ、」

「紫音カメラ見て？」

慌ててカメラに視線をやると
涼太君は俺の頭を抱き寄せて
髪にキスをする

身長差のせいで涼太君の胸に顔を
押し当てる形になり涼太君の鼓動が聞こえる


「お、片寄さんいいっすねー」

撮影も終わり、画像をチェック

「関口さん、かわいー」

「牧ちゃん、嬉しくないっす」

「紫音は可愛いよ？」

「「「キャーッ」」」

女性スタッフ達が頬やら手やらに
手をあてて叫んでいるのを横目に
涼太君を睨む


「...嬉しくない」

「だって俺達の紅一点やから」


結局その最後の写真が何故か雑誌の
表紙になりバカ売れしたらしい






(涼太君ずるーい)
(紫音可愛いよー！)
(本当にメンさんと血繋がってる？)
(あかん！買い占めな)
(さすが俺らの姫ちゃん)
(いい感じだね)

小森
白濱
佐野
数原
中務
関口兄

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