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緑side
お風呂に入ることは愚か、オキニの洋服をハンガーに掛けることも許されずに気がつけばベットの上。
足の間に強引に入れられた彼の膝が、俺の欲を掻き立てて。
ベッドに縫い付けられ、頭の上で抑えられてる腕に入れられている力は優しくて、シゲの心遣いを感じて。
緑「……きすして、」
何度も何度も啄むような口付けと深い口付けをされているのに、もっと彼が欲しくて堪らない。
もういっそ、このまま息も出来なくなるくらい口付けて欲しい。
赤「欲しがりさんやなぁ…かわい。……せや!小説に書いてあったことやってみよか。」
ちゅ、と音を立てて優しく口付けられ、唇と彼の体温が離れてゆく。
何をするんやろ、とぼーっと彼を見つめていれば
赤「ん、これで目隠ししたい。」
シゲの手にあるのは滅多に付けることのないネクタイ。
緑「ぇ……いやや、シゲの顔、見られないん怖い…」
赤「お願い、どうしてもアカンなったらすぐ取るから…な?」
甘い声でお願い、と口付られれば断れなくてされるがまま。
緑「…やぁ、しげ…こわい、手ぇ離さんといてっ、」
視界を遮られ真っ暗な中手探りで彼の手を掴み指を絡ませる。
赤「…アカン、むっちゃそそる…」
急に耳元でそう呟かれて、身体中が震えるようで。
視覚が奪われた分、ほかの感覚がすごく鋭くなっていて身体がアツイ。
緑「しげ、しげ……」
ぎゅっと力を込めても、直ぐに彼に溶かされてしまう…
こんな姿にされている羞恥心と、恐怖心がある反面、
このまま身を任せて彼を早く感じたい気持ちでいっぱいな素直な身体。
甘くて痺れるような時間がずっと続く。
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作者名:だてこーん | 作成日時:2024年2月17日 16時