にじいろメモリー（W.短編集裏） (ページ1)

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秘密のホント（赤緑）ページ1

緑side

緑「は？」

こんなにも突拍子もない声が出たのは仕方ないと思う。

みてみて、と何を見せに来たかと思ったら。

黄「エゴサしてたらなんか見つかってもうたんよ。そしたら次々出てくんねん、メンバー内で恋愛してる…BL作品。」

淳太が急に見せてきたのは、ネットのサイトの小説。

緑「よりによってなして俺がモデルのやつを本人に…」

黄「いや、なんかむっちゃ多くてさ。俺も急に出てきたもんやからビックリしたんやけど…書く人ら、俺らのことよう見てんねやろなぁって思うくらい描写すごいねん。」

これも勉強勉強、とスイスイとスマホをスクロールしとる。

黄「……うわ、えろっ…」

緑「ちょ、もう読むんやめぇや！いつまで読んどるん！！」

少し声を荒げてしまって、どうしたどうしたと集まるメンバー。

橙「おぉ、なしたん。モンチが大声あげるなんて」

紫「甘いもんでも取られたかぁ〜神ちゃん。」

年上組がわらわらと集まって、気がつけばみんなして小説に釘付け。

紫「待って！？むっちゃスケベやん！ちょ、スクロール速いて」

橙「スケベやなぁ…ていうか文章書くんうまいなファンの子ら」

緑「もぉ、やめぇや！！」

楽屋はいつもこんな調子。万年思春期なのか、下ネタで盛り上がることは多い。

桃「なになに？何見てるん」

青「ふぁ〜…ねむ、なんかおもろいもん？」

年上組に、背の高い2人まで加わってやいやい言うてる

近くにいるのに耐えきれずに、そっとソファに腰掛けた