にじいろメモリー（W.短編集裏） (ページ9)

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暫く繋がったまま抱き締められて、甘い甘い口付け。

動くで、と耳元で呟かれると従順に跳ねる身体。
ゆっくり動いて、次第に早まる動き。

互いから盛れる声と水温、肌のぶつかる音が頭の中を駆け巡る。

青「……ぅ、神ちゃん、あかん…イきそ、」

ぽたぽたと垂れてくる汗と、余裕のない表情と声。

俺でこんなにも気持ちよくなってもらえるんや、そんな顔をさせることが俺にできるんや。

そう思ったら嬉しくて、愛おしくて、しあわせで。

彼から与えられる刺激でもう限界寸前。

緑「っあ、りゅせっ、…きてっ、りゅうせ、ぅぁ…すきっ、」

互いに欲を吐き出して、ぐたりと俺にもたれかかる流星。
抱き締めて、そのまま深く口付けされれば幸福感でいっぱい。

緑「……ん、りゅうせぇ…優しくする、いうたんに…」

青「すまん、でも神ちゃんが可愛すぎるんが悪い」

腹の上の混ざった欲を拭って、下着だけ纏ってもう一度布団の中。彼の腕にすっぽり収まって、見つめ合う。

緑「ハジメテが流星で良かった…しあわせ、やった、」

たまには素直に、と思ってそう呟けば

青「……今ので復活、した。責任取ってや……」

口角を片方上げて悪戯気に笑い、顎を掴まれては深くに口付けされる。

銀の糸が俺たちを繋げば、もう一度彼が欲しくなってしまって。

どんなお酒よりも、酔ってしまうのは貴方にだけ。