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赤「むっちゃ美味しかった！！ご馳走様！」
緑「簡単なものやけど…お粗末さまです。」
うまい！と俺の料理を口に運ぶ度に述べて、
ぺろりと完食して、一緒にお皿まで洗ってくれた。
嬉しくて胸がいっぱい。腹もいっぱい。
赤「ん〜…居心地良すぎて帰りたなくなってきた〜笑なんつって」
緑「ふふ、ほんま？嬉しい。」
ご飯を食べながら、さほど歳が変わらない事が分かったからタメ口で話すことに。
貴方を意識してしまうから、未だたまに敬語が出てしまうけど。
赤「…俺さ、ほんまはこの仕事辛かってんけど…今日は神山君の荷物あるわ、会えるわ。って勝手に励みにしてたんよ。」
クッションにもたれかかり、俺の目を真っ直ぐ見てそう呟く声は、恋人に向けられるような甘くて優しい色。
緑「……俺も、重岡さんに会える日はお仕事頑張れた。」
照れくさくて、俯いていれば隣に体温を感じて。
赤「…なあ、大毅って呼んで？俺の事……」
緑「っ、え…？そんな…はずいです……」
赤「あ、敬語！罰として。呼んで？ほら…」
耳元で甘く囁かれれば抵抗なんてもう出来なくて。
緑「…だいき、」
なんとか声を捻り出してみればぎゅうっと強く抱き締められる。
赤「……やばい、かわええ…あかんかも、なぁ…俺も下の名前で呼びたい。神山くんの事…ええ？」
緑「ん…呼んで、ほしい…ともひろ、って」
赤「ともひろ、ともひろ…あかん、かわええ」
ドサッといきなり視点が乱れて、視界には見慣れた天井。耳元で息遣いを感じて、体が熱くなる。
緑「大毅さ、ん…？」
赤「…デザート、もらうで？」
視界が貴方で埋めつくされたと思えば、唇に熱い感触。
ゆっくりゆっくり、味わうように彼の舌が俺の唇をなぞって。
優しく髪を撫でられながら、酸素を求めて開いた口に捩じ込まれる舌。
赤「ッは…甘い、○洋の口…甘くて痺れそうやわ」
獲物を捉えたような視線に、目が離せなくて。
抵抗どころか寧ろはやく貴方で満たされたい、なんて思っている自分がいて。
それを見透かされているような気もして、胸の高鳴りが治まらない。
緑「ベッド、がええ…」
そう呟けば、彼の瞳がギラついて横抱きされればすぐ傍のベッドに優しく下ろされた。
これから始まるであろう行為に、胸がはやる。
はやく、貴方で満たしてほしい。
続く
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作者名：だてこーん | 作成日時：2024年2月17日 16時
