今度こそ本物の愛を[オリジナル] (ページ6)

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Number3　とある同僚ページ6

指定されたNo.3と書かれた扉の前まで行く。

扉を開けると部屋の中には鉄製の机があり、その上には緑布で覆われた何かがあった。

壁にはどこかわからない場所の風景の絵がかかっていた。

机に近づき、何かにかかっている布をはずす。

そこには紙と壊れた電子機器があった。

・・・金髪の長い髪が何本か絡まっている。

そして1枚の紙には紙には擦れたような赤いなにかがあった。

ア(・・・。)

部屋を出て、ちぎられたメモ用紙を手に取ってよんでみる。

"■月■日■曜日
この頃皆はやっぱりあのプロジェクトに興味を持ってるみたい
でもそんなのを生み出して何が楽しいのかしら?
でも暇つぶしにはなるし将来になにか役立つかもしれないから
暇つぶし程度に今度試しにやってみよ!"

"■月■日■曜日
一通り彼女の手伝いもありながら学んでせっかく取り組んでいるのに
デザインをどうしようか迷っちゃう!
男にしてみたいけど私の研究は愛とか感情とかが重要だし
彼に申し訳ないからとりあえず頭だけにしよ。"

"■月■日■曜日
今日は最愛の彼と会った。
いっつもと変わらず顔は良くて頭はイマイチかもしれないけど
優しい彼
彼と居ると時間が止まればいいと思う
もう一度無事に彼に会えますように。"

"■月■日■曜日
最近ソフィーからの恋愛相談が多い気がする
相手は一体誰?
気になるから今度聞いてみようかな。"

"■月■日■曜日
彼が私に会いに来なくなった。
彼女には恋人がいるからか、彼女にちょっと嫉妬した。"

"■月■日■曜日
私は放棄したプロジェクトの続きを再開した。
そして最近あまりにも不穏すぎるんだけど
あとソフィーの様子もなんか変。"

紙にはどうやら日記が書かれていたようだ。

それにしてもどこかで聞いたことのある話だ。

日記と電子機器を持って外に出た。