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激突!「何が何でも辞めたい水谷」VS「何が何でも入ってもらいたいバレー部」 ページ43

おはようございます、いいお天気ですね。
現場の水谷です。
鳴らないアラームと、昨日のままの服装と、そして朝練終了十分前を指す時計。

はい、見ての通りです。
完全に寝過ごしました。
どうしてこうなったのかって、ええとですね。
あの後、楽しみ過ぎて眠れなかったんですよねーウフフ、みたいな?
いや笑えないって。
どうしよう。あ、でも行かなかった事で辞める言い訳が増えるのか。ならいいや。

そうして、楽観的な私は、そのまま学校に向かった。
どんなすれ違いが起きているのかも分からずに。



その頃。
今日の練習は、どこか上の空だった。
それはどう考えても、現在来ていない水谷が原因だった。
同じマネージャーである清水や谷地は、無意識に水谷の姿を探していた。
日向なんて特に酷く、ふと気付けば入口の辺りを眺めたり、周囲を見回したりする程だった。
他の人も無意識に姿を探しては「そういえば、いないんだった」と気付く、というのを繰り返している。

___元々、烏野の男子バレー部は部員同士の仲が良い。
それは仮入部期間の部員も同じことで、その上で水谷は「日向のストッパー」としても扱われていた。
下手すると自分達よりも扱いのうまい水谷に、練習外で突っ走った時のストッパーがほしいと考えていた先輩(主に澤村)にとっては願ったり叶ったりという状況だったのである。因みに影山のストッパーは募集中だ。
そう、水谷は甘く見ていたのだ、部内での自分の地位を。
もう既に彼らの中で入部は確定していたのだ。それは谷地も同様である。
だからこそ___、今回の事はそれを揺るがす大事件として彼らの目には映った。
そして朝、練習に来なかった事でそれは確定した。

「自分達が何らかの地雷を踏んで、怒らせてしまった。
しかももしかしたら入部してくれないかもしれない。」

そして彼らは決意した。
何が何でも入ってもらうぞ、と。
なんせ相手は大人しい少女である。押し切ればなし崩しに入ってくれるだろう。
考えがゲスい?バレー部の方としてもストッパーは魅力的な上死活問題なのである。

かくして、
「怒らせてしまったから謝って責任を取る形で辞めよう」
という思惑と、
「怒らせてしまったから謝ってチャンスをもらう形で入部してもらおう」
という思惑がぶつかる事になったのである。

隠れる:昔からどうしても苦手な事→←彼らにとっての彼女:「大人しい…っす。あと勉強教えんのが上手い。」



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作品ジャンル:アニメ
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ちょこ(プロフ) - キララさん» 大丈夫ですよ〜。待ってます! (2016年1月17日 22時) (レス) id: 50725f9a58 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - すみません、下絵を描いたもののインクをにじませてしまう紙にしてしまったので時間がまだかかりそうです、すいません!!! (2016年1月17日 12時) (レス) id: e3c0c745b5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - キララさん» あ、はい!構いませんよ!!楽しみに待ってます!! (2016年1月11日 14時) (レス) id: 50725f9a58 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - ありがとうございます完成がいつになるかわかりませが、完成したらここにコメントつけときます イラストはアナログになるのですが、よろしいでしょうか? (2016年1月11日 13時) (レス) id: e3c0c745b5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - キララさん» あっそうだ!!身長に対して体重が軽いので、なんというか結構ひょろっちく従って凹凸の少ない体つきだと思われます!! (2016年1月11日 13時) (レス) id: 50725f9a58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこ | 作者ホームページ:ちょこ  
作成日時:2015年6月23日 22時

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