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あの子達:【警告】この情報は「パンドラの箱」によって封じられています ページ31

お馬鹿お馬鹿お馬鹿。
なんでバレーなんて出しちゃったんだ。
ああそうかわかり易さを追求したせいか。
いやでも違うんだ違うんだよ
これをバラしたくて言ったわけじゃないんだ。

「ほんと!?
ほんとなの水谷さん!!」

日向がいつもよりもキラキラした目で聞いてきた。
皆の目が「あの子達」と重なって、ぞわりとしたいやな予感が背筋を這った。
否定の言葉を言えば、それで終わる。
なんだ、勘違いだったんだ。当たり前だよ、だって私、運動とか苦手だし。
それで、笑い話にできる。

なのに、声が出ない。

「あ、の…ちが、」

都合よく鳴ったチャイムが、会話を全て掻き消した。
昼休みのざわついた空気が一瞬で霧散する。それに合わせて、皆慌てて準備を始めた。

「うわっもうこんな時間!!
ありがと谷地さん!!」

「…っす。
…その、水谷さんも、あざっす。」

2人がノートや筆記用具を片付けて教室を飛び出していく。
私はやっちゃんに別れを告げ、自分の教室までの道を急いだ。

良かった、なんとか話題にならずに済んだ。
とりあえず誤魔化せた。
それにしても、本当に辞めてほしい。どうして私なんかを覚えてるの。
今度から影山君にバレーの話題を振るのは辞めようと、私は心に誓った。


しかし私は、この時しっかりと否定しなかった事を後悔する事になる。
それはもう、心の底から。

誤魔化し:場にあった表情さえ作っていれば結構きく→←発想の神:稀に舞い降りてきて、手助けしてくれる(テストでよく助けられてる)



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作品ジャンル:アニメ
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ちょこ(プロフ) - キララさん» 大丈夫ですよ〜。待ってます! (2016年1月17日 22時) (レス) id: 50725f9a58 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - すみません、下絵を描いたもののインクをにじませてしまう紙にしてしまったので時間がまだかかりそうです、すいません!!! (2016年1月17日 12時) (レス) id: e3c0c745b5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - キララさん» あ、はい!構いませんよ!!楽しみに待ってます!! (2016年1月11日 14時) (レス) id: 50725f9a58 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - ありがとうございます完成がいつになるかわかりませが、完成したらここにコメントつけときます イラストはアナログになるのですが、よろしいでしょうか? (2016年1月11日 13時) (レス) id: e3c0c745b5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - キララさん» あっそうだ!!身長に対して体重が軽いので、なんというか結構ひょろっちく従って凹凸の少ない体つきだと思われます!! (2016年1月11日 13時) (レス) id: 50725f9a58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこ | 作者ホームページ:ちょこ  
作成日時:2015年6月23日 22時

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