７つの恋のお話

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事務所じゃ話せないでしょ？
ふんふんってトレーニングしながら話してくれないでしょ？
お酒でも入ってなかったら、デレデレ話してくれないでしょ？

その為に選んだ完全個室
しかも隣の部屋の声が聞こえない壁の焼肉屋。




まだまだ子供だと思っていた彼らもいつの間にかとっくに成人して


少年から青年へ変わって


最近は有難いことにお互い忙しくて
昔ほどゆっくり飯に行ったりする機会も減った。




仕事の熱い話をするのも好きだよ

でも、男同士の恋バナってのも、いいんじゃないたまには。



うちのメンバー達とはよく恋バナだってする。


でも後輩の話なんて聞かなくて



後輩の、若い子の、ピュアな話を聞いて

甘酸っぱい、ピュアな、がむしゃらにただ好きで
頑張って告白した俺の大切なあの日を色褪せさせないためにも


聞かせてよ、おじさんに。



あーあ、自分でおじさんとか言っちゃった。
あーあ(笑)









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直「はいはい、まず数原からいこうかー！！」

数「…とりあえずこれ、イッキしてからでいいですか？」







照れているのか
目の前の半分も入ったビールのジョッキをイッキに傾ける



その飲みっぷりに

「うぇいうぇーい」と騒ぎ出す若い子。








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亜「なんかメンバーで恋バナとか何気に初めてじゃない？ドキドキしちゃーう」






胸を手で押さえて、ドキドキ、その単語を繰り返し言う若い子。



最近の子はメンバーで恋バナしないのか？


ひょっとして、うちのメンバーの方が精神年齢若いんじゃないの？笑









数「えっ、と、出会いは」





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