. ページ29
夫がさえちゃんを迎えに行ってくれている間に少しでも元気な姿にならなくちゃと思った私は、軽くだけどメイクをすることにした。
本当に簡単な、ベースメイクとチークとリップだけだけども。
顔色悪いとさえちゃんに心配をかけてしまうから。
自分のデスクに置いてある丸い手鏡を手に持ち、とにかく急いでメイクに取り掛かる。
ベースメイクは、私の推しの麦田望ちゃんがプロデュースしているコスメブランドのもの。
肌にめちゃくちゃ良くて、付け心地も軽くてめっちゃ好きなんだよね！
こういう時って、いつもよりも手の動きが早いから、ベースメイクもサクサクと終わってしまう。
お次はチークとリップだが、この２つは、この間モデルで友達の襟花が「これ私がプロデュースしたやつ！」とプレゼントしてくれたコスメ。
襟花はモデルをしながらアパレルをプロデュースしたり、コスメをプロデュースしたりしている。
私たち世代から若い子達に人気で、今はベースメイクアイテムを開発中みたい。
そういえば髪の毛ボサボサだったから、簡単にシニヨンにしちゃおう。
洗面所に行き、サクッとストレートアイロンをかけた髪を、サクサク…とシニヨンにまとめていく。
最近、美容室行く時間がなくて長くなりつつある髪が気になるけど、今はそんなに気にしてられない。
シニヨンを作っていると、夫とさえちゃんが帰ってきた。
さえちゃんは夫におんぶをされながら帰ってきた。
玄関に小走りで向かい、夫の手にある荷物を引き取ってからさえちゃんに話かける。
麻衣「さえちゃん、おかえり^ ^」
さえ「まま…さえちゃん、あし、おけがした、」
麻衣「お膝擦りむいたんでしょ？痛かったね(´･_･`)」
さえ「さえちゃん、いっぱいないちゃった…」
麻衣「しょうがないよ。お膝痛かったんだから。」
さえ「ままだっこ…」
さえちゃんが私に手を伸ばしてきたので、荷物を床に置いて、夫の抱っこからさえちゃんの抱っこを変わった。
私は縦抱きしながらリビングのソファに向かいつつ、さえちゃんに話しかけた。
その後ろを夫が荷物を持ちながら歩く。
麻衣「運動会の練習してたんでしょ？」
さえ「うん…走ってたらころんじゃった。」
麻衣「痛かったね(´･_･`)血、出ちゃった？」
さえ「すこしだけでてた。」
麻衣「そっか。血が出ちゃったのか。それは痛かったね。」
さえ「あやかせんせいがばんそうこうはってくれたよ。」
麻衣「可愛い絆創膏だね^ ^」
さえ「キュアるんのやつ貼ってくれた！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 25人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まいも | 作成日時：2018年6月11日 11時
