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インスタライブで30分くらい話した頃、スマホに電話がかかってきた。
麻衣「あっ、電話だどうしよう」
@a_
電話ですか?インスタライブ終わって電話に出てください!
@b_
電話優先してください!
@c_
電話出てあげて〜!
視聴者のみんなが電話のことを気遣ってくれたので私はインスタライブを終えることにした。
麻衣「みなさんありがとうございました!!急に終わってしまってすみません!本当は1時間くらいやりたかったけど、今日は終わりにします!すみません、ありがとうございました!」
そう言ってインスタライブを終えた私は急いで電話に出る。
電話の相手はさえちゃん保育園のとーま先生だった。
麻衣「もしもし?出るの遅くなってすみません汗」
と「いつもお世話になっております。保育園の久代です。」
麻衣「久代先生、お世話になっております。何かありましたか?」
と「お忙しいところすみません。さえちゃんが保育園で怪我をしてしまいまして。」
麻衣「怪我、ですか?」
と「はい。運動会の練習をしていて、簡単な障害物競走をしていたんですけど、膝を擦りむいてしまって。そこまで酷い擦りむき方ではないんですが、さえちゃんが、お家に帰りたいと泣いてしまっていて。」
麻衣「わぁ〜(´・_・`)ご迷惑をおかけしてしまってすみません!これから迎えに行きます!すみません、お手数をおかけしてしまって(^^;」
と「ありがとうございます!さえちゃん、今泣き疲れて寝てしまっているので、少しゆっくり目でも大丈夫です。」
麻衣「ありがとうございます。すみません!この後急いで向かいますので!」
と「わかりました!それではお待ちしております!」
麻衣「すみません、ありがとうございます!失礼します。」
と「失礼致します。」
神妙な面持ちで電話を切った私に夫が話しかける。
蓮「さえ、何かあったの?」
麻衣「運動会の障害物競走の練習をした時に、転んで軽く擦りむいちゃったんだって。そこまで酷くはないらしいんだけど、本人が帰りたいって泣いちゃったらしくてさ。今は泣き疲れて寝てるみたいだけど…」
蓮「そうなんだ。良かった^ ^俺、今から迎えに行ってくるよ!^ ^」
麻衣「送りも行ってもらったのにごめんね…」
蓮「何言ってんの^ ^父親なんだから迎えに行くのは当たり前だよ^ ^」
麻衣「ありがとう^ ^よろしくお願いします^ ^」
自転車のヘルメットと鍵を手に持ち、保護者名札を首に下げた夫がさえちゃんを迎えに行ってくれることになった。
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作者名:まいも | 作成日時:2018年6月11日 11時