Happy Family (ページ15)

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俺の家があるのはこのマンションの6階。
麻衣の実家が低層階だったから、6階に住むことにドキドキしていたけど、住んでみたらそんなに気にならなかったみたいで、今は普通に生活をしてる。

チーン
エレベーターが6階について小走りで家のドアを開ける。

勢いよく家のドアを開けるが静かだ。
きっと麻衣は寝てるんだろうなと思い、静かにドアを閉めた。

手洗いうがいを終えて麻衣が眠る寝室へと向かう。
静かに寝室のドアを開けると、落ち着いた顔で眠る麻衣の姿があった。

布団ははだけ、両手を万歳しながら眠る麻衣の姿は無防備だった。
クイーンサイズのベッドで隣に誰も居ないのに、いつもの定位置で眠る麻衣が愛おしくて、堪らずに麻衣の左の位置に腰掛ける。

仰向けで深い寝息を立てながら、少し口を開けて眠りにつく麻衣の顔はとても穏やかで落ち着いていた。
安心して眠れていることに安心した俺は、麻衣のおでこに触れて、熱が出ていないか確認をする。

麻衣のぬるいおでこに一安心し、麻衣の寝顔をまじまじと見てしまった。
最近、こんなゆったりとした時間は無かったな。
そう思いながら麻衣の頬を撫でてみる。

すると「んー」と寝言のような声を出しながら左に寝相を変えたかと思うと、目を覚ました麻衣と目が合った。

蓮「おはよ^ ^」
目を覚ましたての、少し寝ぼけた麻衣に声をかける。

「ん〜」と言いながら起きようとする麻衣に、
蓮「まだ寝てていいよ^ ^ゆっくりしてて」
と声をかけると
麻衣「んーん、もう起きるよ。やる事あるしっ」
と言った後に勢いよくガバッと起き上がった。

俺が慌てて
蓮「大丈夫なのっ？無理しないでっ？」
と背中に手を添えると
麻衣「痛み止め効いたし、もう大丈夫だから^ ^」
とピースをしながらにっこり笑顔を見せてくれる。

蓮「そうなの？大丈夫なの？(´･ω･`)」
と心配そうに声をかけると「大丈夫よ^ ^」と笑う麻衣。

だけど昨日からっていう話も聞いていたから、
蓮「さえを保育園に送っていったらさ、篠田さんとあやか先生に聞いたんだよ。昨日から顔色が悪かった、って」
と話すと
麻衣「あちゃ〜、みんなにバレてたんだ〜汗」
といいながらベッドから起きて
麻衣「ほらほら、こんなに元気になったよ！」
って言ってる。

それでも心配な俺は
蓮「無理してない？具合悪いときは言って？言わないとお仕置きするからね？」
と言う。

すると麻衣は「はーい^ ^心配ありがとね^ ^」
と言いながら洗濯を回しに行った。