脱出鬼ごっこ

鬼ごっこの説明 ページ3

ドタドタと音がする。

音がする方向をみると、仮面を被った青色の髪の長い人がいた。

その後ろの人…いや、化け物も仮面をつけていた。

青髪の人は、軽くお辞儀をして口を開いた

「皆さん、脱出鬼ごっこへようこそ。私はマムスと言います。どうぞよろしく。」
ま…まむす？

あのおっさんが？

そしたら向かいの牢獄にいた、私と同い年ぐらいの男の子が
「何なんだよ！ここ…速く出せよっ！」
というと、マムスが白衣のポケットから拳銃を取り出した。


まさか…






ﾊﾞｧﾝﾊﾞﾝと音がする。
私のいる位置だとあまり見えなかったけど赤い液体がマムスの白衣についていた。

るきとりかには見えたらしくて、2人とも青い顔をしていた。

りかが「ここ…やばいんじゃないの…？」

るきも「出たいけど…」
と下を向いてしまう。するとマムスが「まぁまあ皆さんそう、怖がらなくていいですよ。あなたたちにはこの、いつもやっている、ゲームをすれば出さしてあげますからね。」


いつもやってるゲーム…？何だろう…？考えてると、りかが
「Aちゃん怖いよぉ。」と私の服を軽く引っ張る。
『私だって怖いよ。』
と会話をしていると、マムスが


「皆さんがいつもやってるゲーム…それは、鬼ごっこですよ。」
え…？鬼ごっこ？
「鬼ごっこのルール、1、制限時間は20分、ちなみにこれはドロケイなので、タッチされたら牢屋に戻される。だけど仲間がタッチしてくれれば出られますよ。２、タッチするときは強く叩かない。そして…3、20分の中で5回、タッチされた人は………
死刑です。」


え…？死刑？色々言われて頭こんがらがっちゃってる。

「これが鬼ごっこのルールです。あ、あと皆さんには、鬼ごっこを１週間で7回やってもらいます。そして、生き残れたらここから出してあげましょう。それまでここで暮らしてください。さぁ皆さん50人の中から何人残るんでしょうかね…」

と怖いことをいう。

「質問はありますか？」

と言うのに、みんなあげない。私だってあげない。質問によっては殺されるんだから。

すると、あめが、
「ここから出れないって言うケドー、ご飯とかはあるのー？」と質問

りょたが小声で
「おいっ…なんで敬語じゃないんだよ！」
とつっこむ。

マムスが
「ええ、ご飯やベッド、お風呂なんかもありますよ。」
と質問の答えを言う。

私たち5人はホッと胸をなでおろす。そしてマムスが
「まぁ、鬼は私の後ろにいるもの達ですけどね。」

え…あの化け物が………

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