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幸村と別れたAは、１人屋上へと向かっていた。
どうにも気分が悪く、気持ちの整理ができないのだ。
「チッ、アイツうざい」
階段を登りながら、ポツリと声を溢すA。
いつものような緩い口調は消え去り、苛立っているようにも見える。
ガンッと耳障りな音を立て、Aは乱暴に屋上の扉を開いた。
そしてスーハー、と深呼吸をし、呼吸と共に、気持ちをも落ち着ける。
だがやはり、ブレザーだけでは寒いもので、Aは自分の体を抱き締めた。
ヒュルリヒュルリと吹く風は、彼女の長い髪の毛を弄ぶ。
風に舞う黒髪が、空に靡いてハラリと落ちる。
―――――風が、止んだ。
「お前、真柴とか言う奴じゃん」
風を割るように降り注ぐ声。
埋めていた顔を上げると、予想外な人物が立っていた。
何故ここに？と彼女の顔が言っている。
今は授業中なのだから。
いるはずはないだろう、と顔を歪めるA。
「あ、分かる？
俺、丸井ブン太。シクヨロ」
星でも飛ばす気か、といったウィンクを披露する丸井は、片手をひらひらと振っていた。
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ゆき - 文才が天才的ですね♪ これからも楽しく読ませていただきます！(私は小6なので言葉おかしかったらすみません) (2017年5月8日 16時) (
レス) id: 1ca8e8f005 (このIDを非表示/違反報告)
SHINO(プロフ) - 射命丸霊夢さん» ゆっきーの誕生日です。笑 いえ、こちらこそありがとうございます。 (2015年1月3日 7時) (レス) id: e7993006ee (このIDを非表示/違反報告)
射命丸霊夢 - ああ、なる…。ありがとうございいます。 (2015年1月3日 0時) (レス) id: 0d3418cc1f (このIDを非表示/違反報告)
SHINO(プロフ) - 射命丸霊夢さん» 0305です！ (2015年1月2日 19時) (レス) id: e7993006ee (このIDを非表示/違反報告)
射命丸霊夢 - かまわないです。おねがいします。 (2015年1月2日 19時) (レス) id: 0d3418cc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINO
| 作成日時：2014年2月22日 13時
