�� 嫌がらせ ページ38
H
｢｢お疲れ様でした！｣｣
ス｢平野君、ちょっと良いかな？｣
皆と一緒に楽屋に帰ろうと思ったら、ある男のスタッフさんに声を掛けられた
平｢あっ、はい！皆、さっき行ってていいよ。｣
ス｢ごめんね。｣
平｢いえ！｣
スタッフさんに着いていくと、小さい空き部屋に連れてこられた
カチャン
鍵も閉めた…
なんだろ？
平｢あの……何ですか？｣
バキッ
平｢ぇ……｣
殴られ…た、？
ス｢俺さ、お前の事嫌いなんだよね。最初からずっと。だからさぁ…｣
ぐいっ
平｢っ…｣
胸ぐらを掴まれた
何、言われるの…
何をされるの…
ス｢今日からお前は俺のストレス解消道具になれ。｣バキッ
平｢いっ…｣
ストレス解消道具？
今日から？
じゃあ俺は
これから毎日、痛い事されるの…？
ス｢今日は川口のやつがよぉ！お茶こぼして俺の服にかけたんだぜ？酷いよなぁ〜！まぁお前ほど嫌いではねぇけどよ！｣バキッ ゴッ
平｢うｯ…や、…いｯ！…やだっ！｣
ス｢うっせぇ！！｣ゴッ
平｢う゛ｯ…｣
みぞおちを蹴られて、思わず蹲った
痛くて痛くて
下を向いていたら、顔を掴まれて無理やり前を向かされた
ス｢おい。おれは、道具って言ったよな？物は何をしても声を出さない。それくらい、バカでも分かるよなぁ？あ、でも俺が喋りかけた時は必ず返事をしろ。余計な事は喋るな。｣
そんな、、、
俺だって、皆と同じ人だもん…
痛かったら声出ちゃうよ…
ス｢返事は！？｣バキッ
平｢っっ……は…ぃ…｣
ス｢じゃあ今日は手慣らしって事でこれで終わりにしてやる。明日、収録終わりにここに来い。あとこれ、収録以外の時ずっとつけてろ。｣
そう言って渡されたのは
小さい盗聴器
こんな物、付けてたら会話が…
平｢…で｣
ス｢口答えできる立場じゃねぇの、分かるだろ？それとも…｣
平｢付けますｯ！…ごめんなさい。｣
口答えしたら、何されるか分からない
ス｢この事、他人に話したりするんじゃねぇぞ。会話、全部聞こえっから。｣ニヤ
平｢…はい。｣
ス｢これから、楽しみだなぁ。｣バタン
行った…
平｢…ﾋｯｸ…ｸﾞｽｯ…ふｯ、う、うぅ…やだ…ｯ…やだ…ﾋｯｸ…｣
狭くて
酸素の少ない息苦しい空き部屋で
20分くらい、泣きじゃくった
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作者名：しぃ
| 作成日時：2018年8月27日 23時
