頑張りすぎな紫耀くん (ページ1)

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Ⅰ 頭痛ページ1

K

今日の紫耀は朝から何だかおかしい

いつもの天然発言も言わないで無言

話しかけても空返事

おまけにソファに座ってどこか一点を見つめてる

…これ、体調悪い感じ？

俺、仮に初代リーダーだし、こう見えても最年長

こういう時こそリーダーの力を発揮しましょうかね！

岸｢おーい、紫耀～。｣

ボーッとしてる紫耀の肩をポンポン、と叩くと

俺の方をバッと振り向いた

その瞬間

平｢ｯ……｣

苦しそうな表情を見せて、俺の方に倒れ込んできた

岸｢え、し、紫耀！？どした？どっか辛い？｣

さすがに戸惑うけど、体調悪いの確定だな…

既に楽屋にいたいわげんも、やれやれって顔してる笑

平｢…うぅー、、、｣

うぅーって唸って頭を抑えた紫耀

これは…

岸｢天気悪いから、頭痛くなっちゃった？｣

平｢…ｺｸｯ｣

やっぱりな…

紫耀、雨の日とかは結構頭痛しちゃうみたいだし

俺らも見慣れた事だけど、やっぱり頻繁に頭痛に悩まされているのを見るのは辛い

とは言っても、一番辛いのは紫耀だよね…

岩｢医務室から必要な物持ってくるね。｣

岸｢お、あざす！紫耀～、薬って持ってきてる？｣

平｢ｺｸｯ｣

良かった、薬持ってくるの忘れてなくて笑

そこまで天然発動してたらとんでもないからね笑

岸｢…あっ、そうだ！その体勢じゃキツいでしょ？ここで横になってな？｣

平｢…岸くんの…ひざ、で？｣

もぉー笑

こんな時までいじらなくていいって！笑

岸｢だーいじょうぶだって！膝もズボンも綺麗に洗ってありますー。ほらっ、つべこべ言わずに寝る！｣

少し強引に膝の上に寝かしてあげると、急にふふって笑い始めた

岸｢なんだよ笑｣

平｢…なんか、いつもより…しっかりしてるなって｣

いつもよりなんて失礼な！笑

これが最年長の力よ！笑

岸｢まぁな。俺、こんなだけどリーダーだし笑｣

平｢……ありがと。｣

岸｢えっ！なに！？｣

急にお礼言われるとか、しかも紫耀に言われるのは正直めっちゃ嬉しいんだけど…！

エモい←

平｢…頭痛いから、しゃべりたくない。｣

岸｢あっ、さーせん…｣

なんだよ笑

絶対照れ隠しじゃん～

まっ、こういう所が可愛いんだけどね～