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「わ、もう時間だ。行かないと」
「早くない？」
「シャワー浴びなきゃ。汗臭いから」
「あーね。シャワーね。うんうん。シャワーね。」
「ヒョン顔。」
「何変こと考えてんの？」
「ヤー考えてないわ！もー早く行けよ！」
「はいはい。また踊ろ〜」
「おー」
4曲くらい踊ってシャワーを浴びるために私は練習室を後にしてシャワールームに足を運ぶ。
朝のダンスはやっぱり気持ちがいい。頭がスッキリする。
るんるん気分で歩いているとたまたまジムから出てきたハユンと出会った。
あの運動が嫌いなハユンが珍しくジムなんて。
あした雪降るかもしれない。
「何してたの〜」
「筋トレ！先生に腹筋が足りてないって怒られちゃったから」
「珍しいね。自分からジムに行くなんて」
「このままじゃ置いてかれるの嫌だもん」
むぅと下唇を出して拗ねるハユン。
えっっ。かわいい。何この子！！天使かよ！！！！
私が1人で悶えていると向かって歩いてきたのはスビン先輩。
あの日から先輩とはカトクを交換してたまに話す日が続いていた。まぁ私が返信遅いから会話は全く続かないんだけど。
先輩今日も可愛い顔してんなぁ..
「あ、アンニョハセヨ！！先輩！」
「んー！アンニョン！何してたの？」
「今からシャワー浴びるところです！先輩は？」
「ダンスの自主練！！ヒョンとね！」
「ボムギュとテヒョンも今やってるとおもいますよ。」
「Aもさっきまでその2人とダンスしてたみたいです」
「ちょ、」
「えぇいいなぁ。僕とも踊ってよ〜。もちろんハユンさんも！」
「ぜひ！！」
「Aちゃんは？」
「あ..踊りたいです！」
「ん、じゃあ決まり〜ヒョン待たせてるから行くね。アンニョン」
「おつかれさまです〜！」
私達に爽やかにアンニョンと手を振って歩いていくスビン先輩の背中を見つめる。
なんか最近先輩を見ると妙に緊張している自分がいる。
BTS先輩と話した時みたいなフワフワするあの感じ。
嫌じゃないからいいかぁと去っていく背中を見つめているとジト目のハユンが目の前に現れた。
「...もうちょっと隠せない？バレバレなんだけど」
「え？なんの話？」
「..いーやなんでもない。早くシャワー浴びないと間に合わないよ」
「うげ、ほんとだ。いこ。」
じかんを見ると残り30分だったので私たちは急いでシャワー室に向かった。
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作者名：チーズケーキ | 作成日時：2024年3月21日 17時
