６月 ページ3
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「やー！オンニ！また勝手に私の服きてる！！」
「いいじゃーん。お気に入りなの」
「もー..」
あれから2ヶ月が経ち、昨日私達のデビューは決定した。
私達へのデビュー発表はめちゃくちゃあっけなく、ダンスの先生から練習おわりに「あ、デビュー決定したから」と告げられた。
それもあって誰もデビューの実感なんてないみたでいつも通りリビングであやめオンニとレイオンニが喧嘩をしている。
私も実感が全くない。
だから今日は私たちのコンセプトとグループ名の発表なのに一ミリも緊張感がない
「歌的にガルクラは無いかな？」
「ガルクラのコンセプトあわないよね。私ら」
「もーいいわ。ブンバヤで精一杯」
「それな。あの時の苦労半端じゃなかった笑」
「A一人だけプレッシャーやばかったもんね」
「ハユンがセンター押し付けたんでしょ！」
「ごめんじゃん笑」
ハユナと同じ部屋の私は着替えながらプデュの話をする。
しんどい練習とか覚えられない振り付けの時はプデュの思い出を話してあの時よりマシだよねと2人で励まし合っている。
今じゃ1年経って懐かしい思い出と化してるけど普通にあの時はまじで何回も死を覚悟した。
私は3年にあがると同時に休学して、big hitから出てないからプデュメンにも会えてない。会いたい。そろそろ。
「Aーハユンー！そろそろ行くって！」
「はーい。」
呼ばれて急いで宿舎から出て事務所に向かう。
「実感ないねー...」
「コンセプトどんな感じなんでしょうか..」
「歌詞的に花は入ってるよ」
「全員花の名前入ってるのも絶対わざとだ」
そう。私達は全員名前に花の名前が入っている。
偶然なら奇跡としか言えないこのグループ。
これがわざとだとしたら絶対に花は入ってる。
儚い系か全力で可愛いに振るのか。
どっちも可愛いよなぁとか考えていると事務所に着いた。
「おはよー」
「おはよう。今から練習？」
「そーヒョンとダンスの自主練。A達は？」
「なんかコンセプト発表なんだって。ドキドキだよ」
「いいコンセプトだといいね」
「ね。あ、てかこないだ借りたパーカー、ロッカーにあるんだけど渡せる？」
ラウンジには練習着をきたテヒョンとボムギュ。
テヒョンと仲良いのはいつも通りなんだけどはじめは敬語だったボムギュとも仲良くなった。
今じゃ2人でご飯を食べる中だ。
「ん、いいよ。いこー」
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作者名：チーズケーキ | 作成日時：2024年3月21日 17時
