隠した愛と偽りのアイ【黄】 (ページ10)

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prologue story 7 ページ10

「おいころん！！！………え………Aさん……でしたっけ？なんでここに？」

元々ころんくんと話していたのだろうさとみくんが私にびっくりしたのか
驚いた表情が見える。急に敬語になったのは気になるがそのまま会話を続ける

「さとみくん知らなかったんですか！？ここは今日から空き部屋じゃなくてAさんの部屋なん
　ですよ。ちゃんと事前に言ってたなーくんの話。聞いてました？」
　

るうくんは私たちが付き合っていることを誰にもバラさないように私のことをさん付けで呼ぶ
それと同時にさとみくんの驚いた表情が突然和らぐように小さく笑う

「聞いてたよ！ただ忘れてただけだって！！というかさなんかどっかであったような気がするだけ
　ど……勘違い……だよな。なーんか見覚えある顔だし。ライブかな？」

しょうがないというのはわかっている。小学生の頃は一緒にいたし
ライブだって私の何年も前の1stライブでその時はまだ仲良かったからライブに来た

それがファンに見つかって炎上騒動。ただその時には晒し系や拡散系がいなかった
だからまだWebニュースは少なかった方

『多分そうですね……』

「あ！！！敬語やめて！！」

重い空気が終わったのはこの瞬間だった
さとみくんと私が重い空気の中話していた時ころんくんがそう言った

『え、あ、うん。なら多分もうちょっと配信まで時間あると思うしいろんな人に挨拶行ってくる』

「あ、ちょっと待て！/待って！」

莉犬君とさとみくんの声が揃い待て、と言われるが少し振り向き
礼をしてからその場を立ち去る、するとなぜか莉犬くんが本名で呼んで、と言ったのが聞こえた

『本名…………里実と流羽しか知らないんだよなあ……』

誰にも聞こえない声で呟いて考える
私のせいですとぷりが炎上しそうだな、と

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『無心で歩いてたら迷子になった……』

「え……誰あれ」

「ちょっと失礼だって！」

離れているが前で幼い可愛い声と似合う身長は低いがお洒落で大人な雰囲気が漂う青色と黄色髪の男性。そして声が可愛く容姿はカッコ可愛い男性がそう言った

『大丈夫ですよ。今日からSTPRに所属いたします歌い手「シロ」こと白石Aです。それと同時
　にすとぷりに加入いたしますのでよろしくお願いします』

お辞儀をして丁寧に対応する。我ながら一番良い対応だとは思う

「A…………？すとぷり………？」