縮めかた ページ12
さすがに店からは出ていないだろうけど…
ゾロを探しながら必要な食材をカゴに入れていく
その間にも出会わないなんてどうなってるの
絶対ここだと思ったお酒コーナーにも居なくて少し冷や汗をかいた
「確かに大きなスーパーではあるけど…迷子センターに呼んでもらった方がいいのかな…」
「おィ、てめェ迷子になってんじゃねェよ。探したじゃねェか！」
「っわぁ！？ぞ、ゾロさん！こっちのセリフですけど！勝手に居なくならないでください！」
「あァ？俺は酒を見に行ってたんだ」
「じゃあなんで魚コーナーにいるんですか。さっき行ったら居なかったですよ」
「た、たまたまだ」
この人あれだ絶対。方向音痴だ
昨日もなんか怪しいとこあったし、釣りに行くって言って森に行ってるし
本人は絶対に認めないんだろうけど
『変わってないなぁ』
「あ？」
「え？」
「今、なんつった？」
「えっ、と…分からないです」
急に出た言葉
なんて言った？私が言ったの？
それすらも分からなくなり2人で首を傾げた
数秒変な空気が流れたのを、店員が台車を押して通り過ぎた事で気がそれて買い物の続きをはじめた
ゾロさん好みのお酒も何本か買い会計をして店を出た
重いのは全部持ってくれた
余裕らしい
ここぞの筋肉だな
春の季節
桜は散ってしまったが青い芽がだんだん色づいてきている
今日は天気が良くて散歩日和だ
マンションまでの帰り道
行きもそうだったが、ゾロさんはキョロキョロと辺りを見ている
物珍しいものばっかりなんだって
車なんてかなり驚いてた
「本当に海賊なんてもんはいなさそうだな」
「あはは。まぁ悪い人も世の中には居ますけど。そこまで治安は悪くないです」
「刀ねェのは落ち着かねェが…なくてもすぐ倒せそうだ」
「止めてくださいね」
「…そういや…お前いつまで敬語なんだ」
「え？」
急に立ち止まるゾロさん
振り返って見れば少し拗ねたような顔に見える
帽子でよく見えないけど
敬語？そういえばずっとそうだったかな
だって最初は怖くて。そのままの流れで
「普通に話せよ。それにゾロでいい」
「は、ぃ…あ、わかったよ…ゾロ？」
「フッ。おう」
クイッと満足気に口角を上げたゾロはまた歩き出した
先に歩くゾロの背中は広くて、帽子から見える緑の襟足に金のピアスが黒スタイルからよく映えてて純粋にかっこいいなと思ってしまった
こんな漫画のようなの
ときめかない人なんているのかな
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Ancop(プロフ) - ヤクルト1000さん» そう言って頂けて嬉しいに尽きます😭💞亀すぎて申し訳ないですが気長に待って頂ければ幸いです🫣 (8月14日 1時) (
レス) id: 03fb232a79 (このIDを非表示/違反報告)
ヤクルト1000(プロフ) - 更新嬉しいです! (8月11日 4時) (レス) @page20 id: 612e46329a (このIDを非表示/違反報告)
Ancop(プロフ) - 翠さん» ひえ🥲もったいな過ぎるお言葉ありがとうございます😭💞楽しんで頂けるよう頑張りますのでお待たせしてしまうと思いますがこれからもよろしくお願いします！！ (5月21日 19時) (レス) id: 03fb232a79 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 細かな所まで丁寧に伏線を張られていてとても素晴らしい作品ですね!本当に尊敬します。タイトルやボケのセンスも抜群なんて…！しかもゾロの夢小説！大好きです。作者様のペースで構いませんし、作者様の体調が1番ですが、更新をおまちしております。応援しています！ (5月21日 3時) (レス) @page17 id: 1296bbd245 (このIDを非表示/違反報告)
Ancop(プロフ) - Aoiさん» コメントありがとうございます😆出来るだけ早く更新出来るよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (5月8日 22時) (レス) id: 03fb232a79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年4月20日 10時
