知らない観葉植物 ページ1
「ふわぁー…んん、起きないと……ん?」
ベッドから足を下ろすとフワッとした感触が足裏に触れた
「カーペットは轢いてない…の、に…なにコレ…
……マリモ?」
ぼやける視界に緑の塊がうつった
昨日の夜、いつも通り仕事を終わらせパソコンを閉じた
いつも通りシャワーを浴びて、ビール片手にツマミを作り晩酌をする
友達にラインを返し、襲ってきた眠気にもうベッドへ直行し眠りについた
そう。だから昨日はここにはこんな植物は無かった
サイドテーブルにある眼鏡に手を伸ばしかけるとクリアになる視界
目線を下にずらせば、緑の芝生
の生えた人が倒れていた
「っっ!?!?」
人間驚きすぎると声が出ないのか
何が起こったのか分からずとりあえずそのマリモを蹴りあげてしまった
「んぎぃ!!い"でェっ!!何しやがるてめェ!?!」
「っひぃぃごめんなさぁぁぃ!?!」
その蹴りに飛び起きた男は刀を二本かまえ叫んだ
とっさに両手を上げあやまると男は驚いた顔をして怪奇な顔を向けた
「おまえ…なんでここに?」
「え、……いや、こちらのセリフでは…」
「アァン?」
「ひっ!ごめんなさい!」
かなり驚いた顔をしている目の前の男は、なんだか考えるように腕を組みキョロキョロと部屋を見渡し黙り込んだ
「(え、殺されるのわたし?てかなんで刀なんか持ってんのこの人?顔に傷もあるし…そっち系の人?と、とりあえず警察…
「おい」
「っはい!?」
「どこだここは」
「どこ…と言いますと…私の家です、ね」
「なぜ俺はここにいる」
「こっちが聞きたいです…」
男はうーんと考えながら窓から外を眺め、なんだここ…と呟く
そしてこちらを振り返り、めちゃくちゃ眉間に皺を寄せてどこだここ。とまた聞いてきた
コト…
マリモさんの前にコーヒーを置く
腕を組んでずっと難しい顔をされてる
とりあえずさっきは寝室だったので、落ち着いて話そうという事でリビングに来てもらった
最初は警戒心MAXだったがちゃんと刀も収めていただき、大人しく椅子に座ってくれている
出したコーヒーを一口飲んでくれ、ほっとして前に座ると目が合った
「あの…マリモさんが言うその"新世界"って…
「誰がマリモだ!!ぶった斬るぞてめェ!」
「ぅえ!?すすいません!名前分からないので!!」
「はァ…ゾロだ」
「ゾロ…さん。私は…」
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Ancop(プロフ) - ヤクルト1000さん» そう言って頂けて嬉しいに尽きます😭💞亀すぎて申し訳ないですが気長に待って頂ければ幸いです🫣 (8月14日 1時) (レス) id: 03fb232a79 (このIDを非表示/違反報告)
ヤクルト1000(プロフ) - 更新嬉しいです! (8月11日 4時) (レス) @page20 id: 612e46329a (このIDを非表示/違反報告)
Ancop(プロフ) - 翠さん» ひえ🥲もったいな過ぎるお言葉ありがとうございます😭💞楽しんで頂けるよう頑張りますのでお待たせしてしまうと思いますがこれからもよろしくお願いします!! (5月21日 19時) (レス) id: 03fb232a79 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 細かな所まで丁寧に伏線を張られていてとても素晴らしい作品ですね!本当に尊敬します。タイトルやボケのセンスも抜群なんて…!しかもゾロの夢小説!大好きです。作者様のペースで構いませんし、作者様の体調が1番ですが、更新をおまちしております。応援しています! (5月21日 3時) (レス) @page17 id: 1296bbd245 (このIDを非表示/違反報告)
Ancop(プロフ) - Aoiさん» コメントありがとうございます😆出来るだけ早く更新出来るよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2023年5月8日 22時) (レス) id: 03fb232a79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ancop | 作成日時:2023年4月20日 10時