強い奴ほどマイペース ページ15
砂の斬撃が上がり処刑執行人が倒れ、クロコダイルに阻止された事でもう一度チャンスができる
黄猿の攻撃をかわし、ルフィに襲いかかるクザンに蹴りを入れると反対側にマルコも蹴りを入れクザンは少し吹き飛んだ
「A！いい姿してんじゃねェかよい！」
「それはありがとうだよい」
「フッ。真似すんじゃねェよい」
ニッと2人で笑い構えると、マルコはほかの海兵に飛びかかり、Aはルフィを支え、送り出した
するとフッと影がかかる
「あー痛いじゃないの、A。あらら、べっぴんさんにますます拍車がかかったなァ」
「はァ…あなたに手を出す日が来ると思わなかった。でも可愛い弟なの。守るのが姉の役目でしょ」
「俺ァお前を妹のように思っていたが…ん？なら麦わらのルフィは、俺の弟になるのか？」
「ならんわぁ！！」
戦場に似つかわない通常運転のグザンに、なんやかんやこの人の部下で良かったな、と軽く笑う
そして初めて本気でクザンに切りかかった
「やるようになったじゃない。その力、野放しにはできねェが捕まえんのもなァ…スモーカーは見逃したけど、俺ァ一応大将なのよ」
「見てたの！？趣味悪い」
氷の剣と刀でぶつかり合う2人もまた決着がつかない
クザンが本気じゃないのはAも分かっている
それでも足止めにと戦っていると、大きな音が響いた
湾内にもう1隻白ひげの船が出てきてそれをオーズが広場へ引き上げたのだ
そのおかげで、白ひげ率いる海賊団達が広場へ流れ込んできて、一気に広場が戦場になった
「野郎共！エースを救い出し、海軍を滅ぼせェ！！」
「あらら。もうこっちまで来ちゃったの。A、ごめんよ」
クザンはAの前から消え、白ひげへとむかっていってしまった
大乱戦の中、先程送ったルフィを探す
そこに見えたルフィに襲いかかるのは海軍本部中将達で、まずい、とAは走り出し、そして斬撃を飛ばすと届く寸前で何者かにその斬撃は切り落とされた
「いい機会だ。お前の鬼神の力を見定めるには」
「鷹の目！もぉ！忙しい時にっ」
目の前に現れたミホークはその黒刀をAに向け不適に笑う
そしてミホークの放った斬撃をAは刀で受け流すと後ろで氷塊が真っ二つに割れた
「今じゃないとダメなの！？」
「では終われば俺の城に来るか？お前が来れば暇つぶしに丁度いい」
「こんなとこで何言ってんの！？」
さっきから発言がズレてる男達に今いる場所を忘れそうになるAだった
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月29日 23時
