正義とは何だ ページ12
ヒラヒラとコートは舞い氷上にパサりと落ちた
もう海軍に未練は無い、という意思表示
「別に海軍を恨んで来たんじゃない。私は、エースを、家族を必ず助ける為に来たの！！」
「ぐっ！Aまでっ…！！」
「ガープんとこの小娘じゃねェか。やはりおめェ、鬼神だったか」
「…知ってたの？早く教えてくれればよかったのに」
「グラララ！その小僧も、小娘も、相手が誰だか分かってんだろうな。おめェらごときじゃ命はねェぞ」
「うるせェ！お前がそんなこと決めんな！それにな、海賊王になるのは俺だ！！」
「何張り合ってんの！？」
「クソ生意気な…グララ！足引っ張りやがったら承知しねェぞハナッタレ！」
「おれはおれのやりたいようにやる！エースは俺が助ける！！」
「私はルフィのサポートするよ」
そして、今後語り継がれる歴史の1ページが今繰り広げられていくことになる
海軍の処刑時間の変更の情報を元に白ひげ海賊団は戦況を見ながら白ひげが指示を下し動いていく
ルフィはひたすらエースだけをめざして突っ走り、イワンコフにジンベエ、Aはそれの援護を兼ねて戦場に足を踏み入れた
「はぁ、やっぱり敵に回すとほんとやっかいだね海軍は」
「ヴァナータ！元海軍中将の可愛子ちゃんよねェ！？麦わらボーイにエースボーイとどんな関係なの！？」
「顔デカ！！っは！あなた、革命軍のエンポリオ・イワンコフだったっけ。私は…
プルプルプル…
センゴクの持つ電伝虫に1本の連絡が入る
その相手は世界政府上層部
近くにいたガープとエースにもその内容は聞こえ、そして3人共どうしようもない怒りに顔を歪めていた
「《全海軍勢力に告ぐ…鬼神一族のA。純血を持つ生き残りだ！そして、本名アマルド・D・イヴァン。20年前戦争の引き金になった男、アマルド・D・マイルズの実の娘だ！！
世界政府からの命令で、必ず"生きて"捕縛せよ。死にさえしなければそれで良い
それに、火拳のエース、麦わらのルフィとは兄妹同然の仲だ。Aをエースに近づけるな！！》」
「くそジジイっ！！Aを引き渡すつもりかよ！！」
「くっ…何も出来んのか、わしゃァ…」
もどかしい立場に唇を噛むのはガープだけではなかった
「(政府はどうしてもAを欲してるらしいな。捕まえてェのは山々だが政府になんざ…っクソっ！！)
っ！？麦わらァ！」
「ケムリン！！」
スモーカーの目の前にはルフィが現れ因縁の対決にギュッと十手を構えた
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月29日 23時
