また３人一緒に ページ18
「ここを通りたくばわしを殺してでも通れ！！麦わらのルフィ！！
それが"お前達"の選んだ道じゃァ！！」
"正義"を背負う、海軍本部中将ガープ
海賊と海軍の2人はどちらも譲らず、拳を構え合い
そして、ルフィがガープを殴り飛ばした
「ガープ中将！！？」
「貴様も人の親だ、ガープ…」
ルフィはガープを超え、そして処刑台に辿り着いた
「ルフィ、お前！！」
「エース！！鍵あるんだ！」
だがセンゴクはそれを許すはずはなく、能力を発揮し、黄金に輝く大仏へ変わっていく
それを見てAはまた半獣に変化し処刑台へと飛び上がった
ピュン！と黄猿の攻撃が錠の鍵を弾く
するとルフィとエースに大きな影がかかり巨大化したセンゴクの拳が降り注いでくる
「ゴムゴムの！巨人の風船！！」
ルフィの能力でその拳を防ぐが、衝撃はすさまじく処刑台ごと崩れていく
エースとルフィは宙に投げ出され、今だと言わんばかりに海軍からの砲撃がルフィ達を狙った
「ルフィ…！！これを！！」
「Aーっ！！」
そこに現れたAは先程弾かれた鍵を掴んでいて、ルフィに鍵を渡すが、すぐに砲撃の爆風が辺りを包んだ
「火拳は生身だ！生きちゃいない！」
「Aも巻き込まれたんじゃ！？」
「あれは…爆煙の中に炎のトンネルが！？」
「お前らは昔からそうさ、ルフィ！！A！！俺の言うこともろくに聞かねェで…無茶ばっかりしがって！！」
「「エース！！」」
「火拳のエースが解放されたァー！！」
ルフィ達は
この大戦争の引き金、火拳のエースの奪還に成功した
エースは"火"の自然系。戦況が大きく変わる
助け出した白ひげ海賊団側は、この勢いに乗って、逃げ道の確保に総力を注いでいく
「戦えるか？！2人とも！！」
「当たり前だ！」
「もちろん！」
開放されたエース達を逃がさんと、海軍勢力も動き出す
その中、陸に上がっていた船が動き出し海賊たちの盾になろうとした
だがその船を素手でとめたのは白ひげ
そして、白ひげ海賊団に向けて叫んだ
「ここでの目的は果たした…もうここに用はねェ
今から伝えるのは最後の船長命令だ！！
お前らと俺はここで別れる！！全員必ず生きて！新世界へ帰還しろォ！！」
白ひげはその口元に弧を描き、大きく振りかぶり大気を叩いた
その衝撃は、海軍本部に届き要塞が大きく崩れた
「っ白ひげ！」
「随分長く旅をした…決着をつけようぜ、海軍…！！」
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月29日 23時
