時代の渦と共に ページ33
マリンフォード 海軍本部
「き、聞きましたか？"四皇"赤髪と白ひげが接触したって…」
「うん、らしいね。私たちがいない間にそんな事が起こってたなんて」
W7へ行っていた同時期、新世界の海では赤髪と白ひげの接触があり、政府に海軍も最上級の厳戒態勢をしいていたが最悪の事態には至らなかった、という事があったらしい
麦わらの一味に四皇の接触
今、世界は変化を促すような波が続々と来ているようだった
「…何か、大きなことが起こるような…」
「…Aさん？どうしたんですか？」
「ううん。なんでもない」
掌に乗せた小さな紙切れを見つめボソッと呟き、それをまたポケットへしまうと、コビーの後をついて行った
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「…禁書への許可証…ですか？」
「そう。書庫長の君なら貰えるんじゃないかと思って」
Aは禁書へ入る為、歴史書庫の書庫長ホダ厶にお願い事をしていた
書庫長なら怪しまれないのではと考え頼んでみるが、かなり渋い顔をされる
「僕より中将の方が取れると思いますが…」
「それが出来たらとっくにやってるよ」
「で、ですねェ…」
Aが入ることは許されていない訳では無いのだが、なにせあれ以降ガープがうるさいと。書庫に近づく事さえうるさく行ってくるのだ
その後もホダムにお願いしてみたが断られてしまったので、しぶしぶ自分でセンゴクに聞いてみようと思い上階へ向かった
「センゴクさー…
「それでは、この書類を頼むぞ」
「はい」
「どうした、A？」
「あ、用事思い出した」
「？？」
入れ違いに出ていこうとする少将のもっていた物は丸秘と書かれた物で、すぐさま引き返しその彼に声をかけた
「ねぇねぇ！それってどこ持ってく？」
「A中将！！あ、これは地下に届けてくれと…」
「あ、そうなの？私も地下に行くついでがあるから持っていこうか？その…他の仕事も山ずみそうだし…」
彼はいくつか他にも書類やら抱えておりいかにも忙しそうで、手伝うと声をかければ驚きながらもその極秘書類と許可証を渡してくれた
「それでは、よろしくお願いします！」
「任せといてー」
そして禁書のある地下へとAは向かっていった
「A中将殿ですね。許可証をお願いします」
「どーぞ」
「…はい、それでは中へ」
Aは、真実の扉へと足を踏み入れていくのだった
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月16日 15時
