お呼びです ページ18
「えぇー!!絶対ヤダ!!」
「これ、A。静かにしな」
本部上階にある元帥室
センゴク、ガープ、つる、とレジェンド組が揃う中
外まで響くような叫び声がこだました
「私がマリージョアに?冗談でしょ?!」
「わしかって、お前をあそこに行かすのはイヤじゃがな…」
「ご指名なんだ。」
「誰の指名よ?!」
「ドフラミンゴだよ」
「っいっちばん聞きたくない名前!!」
今度行われる聖地マリージョアでの七武海の招集にAを指名したのは、ドンキホーテ・ドフラミンゴだった
Aをよこすなら招集に答えてもいいと、要求してきたのだ。ドフラミンゴはAがお気に入りらしい
「私が行って何になるの!?ほんと意味わかんないんだけど。パス、やだ」
「私とつると、後数名の中将達が向かう。お前は座ってるだけでいいから頼む、A」
「えぇー…」
「大丈夫さ、ワタシがいる間には、ドフラミンゴは好きにはできないよ」
「はぁ…わかったよ。おつるさんが居るなら…」
「A、いいか?絶対におつるちゃんから離れるんじゃないぞ?それにホレ、これを被っていけ!顔を隠していくんじゃぞ!」
ボスっと被せられたのはふわふわの猫の被り物で、目元が隠れる被り物だった
「げっ。またこれ…暑いんだよなぁ」
「文句いうな!あそこを歩く時はかぶっておれよ!」
「はいはい、りょーかい」
「すまんな、A。戻ってきたら天ぷらの美味い店に連れてってやろうな」
「え、やりぃー!」
少々物につられた感もあるが、招集に行くことに決定した
なぜ被り物をかぶって顔を隠さなきゃいけないのかというとマリージョアでに天竜人見つからない為だった
もし、欲しいと言われればもうどうしようもないからだ。
ガープ達はそれだけは避けたいと、このガープが被るような被り物をAにも着せさせていた
「2日後…か。憂鬱だなー」
つんつんと猫耳を遊んで、天を仰いだ
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その日の夜、中庭に竹刀のぶつかる音が響き渡っていた
「コビー、腰が引けてるよ。もっと打ち込んで」
「はっはい!!ていやー!!」
「ヘルメッポ!踏み込みが甘い!」
「おっおりゃー!!」
バシン!バシン!ゴンッ!
「「ぅべばっ…!」」
コテンパンにされた2人は倒れ込んだ
「っふぅー。今日はおしまい!」
「「あびばどうぼばびばびだ…
(めちゃくちゃ機嫌わるーっ…)」」
憂さ晴らしでスッキリしたAだった
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作者名:Ancop | 作成日時:2023年3月3日 0時