そうだ、旅に出るよい ページ27
「こんな時は、温泉に限る！！」
ガープとサカズキのせいで、本部内が騒然としていた先日。だが海兵達はいつもの事だな、と呆れて気にもとめてなかったのですぐに騒動は落ち着いた
最近は色々とあり過ぎてパンク寸前だったので、リフレッシュの為にAは弾丸旅行に飛びだした
そしてここは グランドライン後半の海
新世界 [セカン島]
温泉地として有名な島なのでたくさんの温泉がある観光地だ
「久しぶりに来たなぁ。よーし！有給取っちゃったし、おひとりさま楽しむぞー！」
「そりゃァ、楽しそうだよい」
「でしょー？…ってえっ！？」
「久しぶりだなァ、A。こんなとこで会うとは思わなかったよい」
"白ひげ海賊団"一番隊隊長 不死鳥マルコ
声をかけられ振り向けばまさかの人物の登場でAは数秒固まった
「なななんでこんな所に！？」
「なんでって言われてもなァ。羽休めも、必要だろうよい」
「それもそうだけど…まさか白ひげの一味に会うなんて思いもしなかった」
さすが新世界だ。島は一般の人々で賑わっているが、弱肉強食のこの海では名のある海賊がそこら中に居る
A自身も、海軍だからと高を括ってられる海では無いのだ
「休暇にこの島に来たけど、そんなに気も抜いてられないなぁ」
「そうだねい。海賊に襲われねェようにしろよい」
「今まさに海賊に絡まれてるけどね？そして私は海軍なんだけども。」
「こんな所見つかっちまったらいけねェなァ」
「そうだよい。だいぶまずいよい」
「真似すんじゃねェよい」
冗談を交えながら少し路地裏に移動し、マルコと並んで歩く
「いつまでいるの？てゆうか、1人？」
「いや、ウチとイゾウの隊だけだ。近くの島でちっと用事があったんで、その帰りだよい」
「イゾウさんかぁ！会いたいな！」
「ハハハッ。本当にAは変わった海兵だな」
会いたい発言は如何なものかとマルコも思ったが、オヤジも気に入ってしまってるAだし、あのエースの知り合いなので、気にしないことにした
「あ、そういえばこの前アラバスタでエースと会ったよ」
「！？…アラバスタで…。そうかよい」
「誰かを探してるって…逆走までして。深くは教えてくんなかったけど」
マルコが何か知ってるか少しカマをかけてみたが、言うつもりはないらしく、そうかと流されてしまった
諦め話を変えようとしたが、遠くに海兵を見つけたのでそこでは別れた
「また後で会いにいくよい」
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月3日 0時
