子どもの取り合いのよう ページ24
「まさかお前が…」
「これはこれは。最も意外な男が来なすった」
「フン…俺はただの傍観希望者だ」
ミホークは、今回の議題の海賊たちに興味があるだけだと言い、席には座らず部屋の壁に寄りかかった
「(ミホークが興味を持つなんて…ルフィと会ったとは言ってたけど、それだけで現れる？)」
「…なんだ？A。何か言いたげだが？」
「っ、別に。」
「フッ。ついこの間会った時とは態度が真逆だな」
「え"っ…」
「アン？聞き捨てならねェなァ？A、どういう事だァ？」
「くだらん話をするな！！2人共！」
「はぁ、A…お前は本当に…」
「(ミホークめっ…絶対面白がってるな)」
ミホークの爆弾発言で一気にうるさくなった会議室でAはもう喋らんっと、被り物を深く被り直し黙秘を決め込んだ
そんな中カツンっと靴音が鳴り響き、さっきまでドフラミンゴが居たベランダに人影が1つ、降り立った
「私も傍観希望ですが、よろしいか？」
男は杖をクルクルと回し、ピエロのように挨拶をした
「(あの男は…)」
「貴様何者だ！？どこから入った！！」
「お前、ラフィットだね？」
「おや、ご存知でありましたか。それは恐縮千万！私、クロコダイル氏の称号剥奪を受けて、ある男を"七武海"に推薦したく、参上致したまでです
我らが一味の名は、"黒ひげ海賊団"。
ご記憶下さいます様に」
謎の男の介入によりますます会議が難航するが.
要確認、決定事項がまとまり、ほどなくして会議が終了した
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「アァ…こんなもん出るもんじゃねェなァ。お前が来てなきゃ、早々に帰ってたトコだ。フフフフ！！そうだA。このままドレスローザに来い！久しぶりにゆっくり話そうじゃねェか」
「ゆっくり話したことなんか無いわよ！」
「ツレねェなァ！鷹の目とは話すのにか？フフフフッ！」
「フッ。Aも区別が付けれるようだな。いつでも待っている」
「はっ？！誤解を招く言い方やめて！」
先に発つ七武海の面々の見送りをするが、ドフラミンゴにミホークに何故か囲まれ後ずさる
「(なんの魔除にもなんないじゃんこの被り物！)」
ギュッと脱がされぬよう握りしめつるの後ろに隠れた
「さっさと帰りな、2人共。バカやってんじゃないよ」
つるの言葉に、やっと帰っていった2人の背中にAは大きくため息をついた
「帰ったら説教だよ、A」
「ひぃっ…」
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月3日 0時
