まどろみの朝 - ロー - ページ14
朝方目を覚ます
まだ日が昇っていなくて薄暗い部屋
白いシーツに白いブランケット
かろうじてかかっているのを引き上げかぶるとまた温かさに目が閉じていく
動きが伝わったのか、後ろから伸びてきた腕に包まれ背中に密着した
「んぅ…起きた？」
「まだ」
「もっかい寝よ」
「あァ…」
そしてすぐ後ろから聞こえる寝息に合わせて、目を閉じた
次目を覚ましたのはさっきより明るくなった部屋とのしかかるローの重さでだった
「昨日いっぱいシたでしょ」
「足りねェよ」
寝る前に適当に着たローのTシャツ
それ以外みにつけていない体を滑らせる手
それをするりと抜け出し、コーヒーをセットした
「ねぇ、ひざが笑ってる。激しくしすぎ」
「俺も腰いてェな」
2人でベッドに寝転がり軽く本を読んだり、テレビを流し見したり
時間も気にせず過ごす、こんな日もあったっていい
気が向いたらローの本を取り上げ唇にキスをする
反対向きはむずかしい
「A」
キスの合間に呼ばれ目を合わせると起き上がったローに抱き上げられ服もとりあげられる
「さむい」
「こうすりゃいいだろ」
そのまままたベッドに倒れ込みブランケットを2人で被る
素肌に触れるもこもこはなんとも気持ちがいい
「今日なんもしてない」
「シたいのか？」
「ちがう」
こんななんでもない、なんにも特別もない時間
くっついて、離れて、を繰り返す
なんとも心地がいい
飾った毎日より、全て剥いだ時間の方が有意義だと感じた
「Aが居るだけでいい」
「珍しい、デレてる」
このまま溶けて混ざりあってしまえばいいのにね、と
もう一度ローの唇にキスをして首に腕を回した
そして気が変わって、また体が重なる
==fin.
(いつまでもこうしてたいね)
(愛してるを通り越して)
wxyから
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←4.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ancop(プロフ) - 柊*さん» 柊*さんありがとうございます!!すっごい嬉しいです🥲文章力とか無くほんと駄作ですが頑張りますー！ (2023年3月2日 0時) (
レス) id: 03fb232a79 (このIDを非表示/違反報告)
柊*(プロフ) - コメント失礼します。物凄く好きです...っ。更新楽しみにしてます...っ🙏 (2023年3月1日 7時) (レス) @page6 id: 81a3b167e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ancop | 作成日時：2023年2月26日 23時
