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「A、落ち着いて？」
「はっ、はい、なんかすごい緊張しちゃってっ」
この国の戴冠式ではベールを被り行うしきたりがあるので、国民からは顔は見えないがやはり大勢の前に出る事と、命の危機がある事に緊張が止まらなかった
それでは始まりますので…と執事の後ろに並ぶ
横にはたしぎ、すぐ後ろにはスモーカーが並び開門まで待つ
「A。」
「は、はい？」
「落ち着け。大丈夫だ、必ず俺が守るから堂々と王女してろ」
「！！、っはい！」
「開門ー！！
スモーカーの言葉にスっと背筋が伸び、練習した通りに綺麗に歩き王女になり切った
戴冠式が始まり国王の挨拶、と順番に進んでいくが今のところ何も不穏な動きはない
Aもベールの下から周囲を確認するが特に何も問題が無いのでとりあえずひとつ息を吐いた
そして、そろそろ王女への継承が始まるという時、継承品を持ち運んできたのは、本物の王女ライカだった
「えっ？ライカ様？」
「ごめんなさい、A。王女として、死 んでね？私も自由になりたいのっ」
「？！」
バンッ！と銃声がなり響き、観客や召使いから悲鳴が上がって場内がパニックに陥った
だが王座の間は、だんだんと煙で満ちていく
「大丈夫か、A」
「っスモーカーさん！」
煙姿のスモーカーに抱かれAは生きていた
見聞色で弾道からAを逃がし、身バレもしないように辺りを煙で隠していた
「ライカ様はっ？！」
「あァ、あいつが仕事してんだろ」
降ろされた先には、たしぎに抑えられたライカが居た
「っ！離してっ…私はっ、私はっ」
ライカはボロボロと涙をこぼし座り込んだ
今回の事件は、ライカ自身の自作自演だったのだ
王族に生まれ自由も無く、愛しい彼と結ばれる為に王女が死んだと思わせれば、自由が手に入ると思っての犯行だった
A達は、ライカにかける言葉も見つからずそのまま立ち尽くす
王国の兵士たちが国王やライカを連れて行き、能力を解除したスモーカーは国民たちを外へ逃がしていった
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犯人がライカだと分かり、後は国に任せ海軍は帰り支度をしていると、国王が降りてきた
「…本当にすまなかった。娘があんな風に思っていたとは…。キミに怪我は、なかったか？」
「はい…私は大丈夫です。その、ライカ様は…？」
「あァ…ゆっくり話を、聞いてやりたいと思っている。
だから、許してやってはくれんか？」
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Ancop(プロフ) - 柊*さん» 柊*さんありがとうございます!!すっごい嬉しいです🥲文章力とか無くほんと駄作ですが頑張りますー！ (2023年3月2日 0時) (
レス) id: 03fb232a79 (このIDを非表示/違反報告)
柊*(プロフ) - コメント失礼します。物凄く好きです...っ。更新楽しみにしてます...っ🙏 (2023年3月1日 7時) (レス) @page6 id: 81a3b167e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年2月26日 23時
