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「この制服達に、見覚えはあるか?」

食い入るように写真を見つめる彼ら。そんなに見たって何か隠れている訳でもない。大体制服を確認するだけなら、そこまでまじまじと見る必要もない。

「……知らない。こんな制服、米花町のどの学校にも当てはまらないよ。」

何か考えているのか、コナン君は眉間にシワを寄せていた。とりあえず何でも暗記してそうな降谷は……

「米花町どころか東都にこのようなデザインの制服を採用している学校はありませんよ。」

わぁすごい。覚えてるの。コナン君も思ったようで、口を引き攣らせている。

「この写真、どこで撮りました?そもそもどこにあったのです?貴方が元々持っていたんですか?」

怒涛の質問。私は予め交互に、と言ったはずだか?とイライラしているとコナン君に足を蹴られた。彼を見るとこめかみに血管が浮いている。……申し訳ない。

「……交互に、と言ったが…………仕方あるまい。私の質問にも答え給えよ。」

笑顔で怒っているコナン君に見られては、流石に揚げ足は取るべきでないと判断。体制を整え降谷さんに向き合った。

「写真はあっち(前世)の写真屋で撮ったものだ。テレビラックにあった写真立て、覚えているだろう?そこから記事を見つけたようだしね。その写真立て、手に取ってみたら裏から写真がはみ出ていてね。分解して確認してみたら中に。私が故意に親の写真なんて飾るわけないと思っていたからね。これは恐らく神の仕業だろう。」

こんなもんか?と一息ついた。チラリと二人の様子を伺うが、コナン君はやはり何かを思案しているようで、降谷さんは苦虫を噛み潰したような顔をしていた。なぜに。

そんな顔の降谷さんが急に私のグラスを取った。いきなりのことで私はもちろん、コナン君も肩を揺らしている。自白剤の入ったソレを、降谷さんはカウンターに戻し、新たなグラスに同じものを用意していた。




────


お゛さ゛ま゛り゛き゛ら゛な゛い゛

次の頁が真っ赤なのでこちらにお礼を。
お気に入り50人overありがとうございます。連日通知が来てびびっております。

そして加筆版をpi○ivにて投稿しましたので、文字数の関係で削った描写など、詳しく見たい方はそちらもどうぞ。(ただし更新はこちら以上に不定期)

今後もよろしくお願いします。


ほんとに編集画面重い。キーボードの反応が遅い。イライラしますこれ。

(二人目)が降谷呼びから降谷さん呼びに変わりました。よかったよかった。コナン君はコナン君でしたね。

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HILL(プロフ) - 麗妃さん» ありがとうございます。励みになります。大した伏線や設定ではないですが嬉しいです。そしてお返事遅れて申し訳ないです。 (2018年7月16日 22時) (レス) id: 59406b58fa (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - とても面白いです!!登場人物たちの心情の描写や、主人公の心情から人格との関係など、設定が綿密に構成されていて、素晴らしいの言葉しか出ません!このあとの展開や伏線が気になって仕方がありません!!これからも楽しみです。頑張って下さい、応援しています! (2018年7月1日 12時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
HILL(プロフ) - 明里香さん» 報告ありがとうございます。方言が出てしまったようです……。修正しました。助かります。 (2018年6月23日 23時) (レス) id: 59406b58fa (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「よし掛かって」ではなく、「より掛かって」です。 (2018年6月23日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HILL | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年5月18日 20時

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