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「おい、コナン!このねぇちゃん誰だよ!」

「そうですよコナン君!その女性はどなたですか!?」

「気になるよ!」

順に元太くん、光彦くん、歩美ちゃん。元気があってよろしい。

「君達はコナン君の友達かな?私は佐々木静香。ポアロでコナン君と知り合ったんだ。」

言うが早いか、三人は私をしゅっと囲んだ。

「オレは小嶋元太ってんだ!よろしくな静香ねぇちゃん!」

「ボクは円谷光彦です!静香さん初めまして!よろしくお願いします!」

「わたしは吉田歩美!よろしくね静香おねぇさん!」

「よろしくね、元太くん、光彦くん、歩美ちゃん!」

怒涛の自己紹介に少し萎縮しつつ、微笑みかえした。

「静香ねぇちゃんも何か困ったらオレ達に言えよな!」

えっへん、と両手を腰に当てて言う元太くん。

「わたし達、少年探偵団やってるの!」

「何かありましたら、是非連絡してくださいね!」

「すごいね!相談事ができたらお願いするね。」

四人で話しているのを幸いと見たのか、コナン君と哀ちゃんが二人で先程の話の続きをしているようだった。

「さっきの話の続きだけど、まさかラムが私を捜しに動き出したんじゃないでしょうね?」

「い、いや…組織の奴らのコードネームってみんな酒だろ?だったらラムってやつもいるのかなーって思っただけで…」

「何だよ?ラムって…」

元太くんが気がついたのか声を上げた。

「今、言ってたじゃんよー!ラムが捜してるとか何とか…」

「教えてー、歩美気になる〜!ね、静香おねぇさんも気になるでしょ?」

そこで私に振りますか歩美ちゃん。まだ自己紹介してない私を哀ちゃんが警戒しているようで、目を合わせてくれない。ずっとコナン君の後ろから覗いている。

「そうだね、確かにラムなんてお酒小学生の会話で出ていたら気になるね。」

どうなの?という四人の視線を破るようにコナン君は口を開いた。

「ラ、ラム…ラムネだよ!!」

それは苦しい気がするぞ。

だが少年探偵団達を誤魔化すことが出来たようで、話題は完全にラムネのことに変わっていた。

「ホラ!向こうの通りに立ってる男の子…」

……ん?この流れはお札を踏み台にした事件か?

「とにかく聞いてみよう!」

走っていったので着いていく。


「なぁ君、一体何を…」

コナン君が声をかけた所で男の子が大声を上げて泣き出してしまった。

「お、おばちゃんが…おばちゃんがころされちゃったよ〜〜!!」



コナン君が男の子に案内を頼み、アパートの部屋の前まで来た。

玄関に鍵はかかっていない。

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HILL(プロフ) - 麗妃さん» ありがとうございます。励みになります。大した伏線や設定ではないですが嬉しいです。そしてお返事遅れて申し訳ないです。 (2018年7月16日 22時) (レス) id: 59406b58fa (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - とても面白いです!!登場人物たちの心情の描写や、主人公の心情から人格との関係など、設定が綿密に構成されていて、素晴らしいの言葉しか出ません!このあとの展開や伏線が気になって仕方がありません!!これからも楽しみです。頑張って下さい、応援しています! (2018年7月1日 12時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
HILL(プロフ) - 明里香さん» 報告ありがとうございます。方言が出てしまったようです……。修正しました。助かります。 (2018年6月23日 23時) (レス) id: 59406b58fa (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「よし掛かって」ではなく、「より掛かって」です。 (2018年6月23日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HILL | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年5月18日 20時

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