【原神】テイワットぶらり一人旅【gnsn】

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「ﾔｰｰｯ!」


スメールからの帰り道

望舒旅館までもうすぐだってのにヒルチャールの群れに襲われた

今私は最高に機嫌がいいので文句の一つも言わずに倒していく


『めっちゃしつこい〜！！』


やっぱりちょっと文句零れた
いやこれは零れても仕方ないよ、もう10体くらい倒してる

パッと見たところ今相手してる斧持ち暴徒で最後かな…と思った瞬間、暴徒が倒れて塵になっていた


『…ん？アレッ？』


びっくりして周りを見ると私と同じくらいの身長の少年が立っていた


「…隙を見せるな、気をつけろ」


そう一言言い残し少年は消えた
隙ってなんの事だ…？と思い後ろを振り返るとヒルチャールの仮面が落ちていた

なるほど、後ろにも敵がいたって事か
スメールからずっと歩いてさすがに疲れてたのか気づかなかった

あの少年は恐らく仙人かな…

助けてくれた少年仙人に感謝しつつ望舒旅館へと向かった

ー

望舒旅館で宿泊の手続きを済ます
ちょうど一部屋空きがあって助かった
空きがなかったら野宿するかモンドまで歩く羽目になってた

とりあえず朝から何も食べていないのでなにか食べようと席を探していると見覚えのある姿があった


『あれ？さっきの少年仙人』

「お前は…」

『さっきはありがとう、助かった』

「…ああ」


杏仁豆腐食ってる……美味いもんな…

声掛けて終わり！でもよかったんだけどせっかく会えたんだからお礼でもしようと思い、杏仁豆腐と自分のご飯を持って少年仙人の所へ戻る


「これは…」

『さっきのお礼！おかわりいらなかったら言ってね、私が食べる』

「…いや、有難く頂こう」


そう言って杏仁豆腐を食べ始めた

自分も食べようと席を探すがパッと見たところどこも空いてなかった
一緒に食べていいか聞くと許可をもらえたので少年の前に座った

たまに話もしつつ、親子丼大盛りを食べ終わるまで待っててくれた


「馳走になった。…我の名は魈、何かあれば我の名を呼ぶといい」


そう言ってまた消えた
お礼、喜んでくれたという事でいいのかな

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