【鬼灯の冷徹】補佐官補佐はサボりがち【鬼徹】 (ページ8)

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鬼が六人ページ8

「あっ鬼灯君とAちゃんだ
君達も休憩？あっジュースなんか飲んじゃって〜
何々？誰の噂話？」

『「……」』

今まさに閻魔大王の話をしようとしてたなんて言えない…

「あっ君もしかして新入社員のシロちゃん？」

「ワン！」

「カワイイ〜真っ白だねぇ！」

「ああ初対面でしたね、紹介しま…」「おいでおいで！」

鬼灯様の話を遮った閻魔大王はその後も話を遮ってお手！おかわり！とシロに夢中で話しかけている

そろそろ話聞いた方がいいと思うなぁ…

「じゃあ少し高度なヤツ！イノキのモノマネ…」

案の定鬼灯様にボコられる閻魔大王
鬼灯様の話遮るからですよ

「シロさんこの方が天下の閻魔大王ですよ」

『閻魔大王も懲りないですよね〜』

「よろしくワシが閻魔じゃ
そして彼らはワシの腹心のはずです」

「げっ…元気ですかっ…」

「…今あんまり…」

「いいですか
ポンコツでも大王ですからしっかり尽くすのですよ」

「君達ワシのこといつもそうやって言ってるの？ねェ」

『しっかり尽くせばきちんと成果が…』

「ねェねェ鬼灯君 Aちゃんってば」

「うるさい」

「うるさいって言われた？ワシ」

『言われましたね』

「はいっしっかり尽くします鬼灯様 A様
よろしくお願いします閻魔さん」

「あれっ！！？」

そういえば犬って力関係を見定めてボスを決めてそれをあからさまに態度に出すんだっけ

私が閻魔大王より上なのは以外だなぁ

『様付けじゃなくて大丈夫って言ったのに〜！』

「あっ忘れてた！ごめんねAさん！」

『許そう！』

ーーー

「ねえねえ閻魔さん Aさん鬼灯様
地獄って物凄く広いね俺びっくりしちゃった
今まで桃太郎と天国にいたから」

「そうですねぇ…」

『びっくりするよね〜』

「あの…せめてワシも様づけにして…」

「じゃエン様」

「エン様？あヨン様みたいでちょっといい…」

それはいいけどさっきからナタデココが取れない
ふと横を見てみると鬼灯様も缶の中を覗き込んでたから鬼灯様もブドウが取れないんだと思う

ちなみに私はナタデココジュースで鬼灯様は果実入りブドウジュース

鬼灯様が地獄や天国について話している間もずっと
缶を叩いたり振ったりして残り一粒のナタデココを取ろうと試みてけどなかなか取れない…

「かくいう私もこんなことしてる場合じゃありませんね」

「わぁ大の男のお茶目ポーズだ」