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鬼が二十一人 ページ23

「朧車の旦那よォ 少しシンミリしちまった
ルビー色の湖でも眺めたいねぇ」

「いやそれよりさっさと閻魔殿まで行って下さい」

「その話ァ聞く度に泣けるぜ…いいよ於岩…行こうぜ池まで」

『だから何二人して料金(メーター)上げようとしてんですか』

「いいじゃないのさ…この於岩さんとドライブしようよ兄さん姉さん」

「しまいにゃ訴えるぞ有限会社朧車」


危うく料金上げられるところだった


「どうしたよ於岩 もしかして夫にまだ未練があるのか?」

「バカだねないよ……ないよ」


於岩さんが返事をした直後朧車が急ブレーキをかけた

私は鬼灯様の後ろにいたため鬼灯様の背中に顔面から突っ込んだ


『あいた…すんません…』


食べてた団子の串喉に刺さったかと思った…!


「いえ 大丈夫です
それより…何かあったんですかね」

『どうかしたんですか?』

「…あの…あれ」


と朧車が言うので顔を出して前を見てみると
タクシー乗り場にいた朧車の友人がいたが
何やら飛び方がおかしい

さっきの怪談話の友人でもあるらしい

バサバサと音が聞こえたかと思えば烏天狗警察が後ろから飛んできていた

どうかしたのかと聞くとどうやら前で飛んでいる朧車の中に指名手配犯が乗っているとのこと


「ええっ!?アイツ大丈夫ですかっ!?」

「指名手配?」

「はい 民谷伊右衛門という男なのですが…」


民谷伊右衛門って於岩さんの夫の…


「こうしちゃおれないよ!朧の旦那ァ
追跡してくんなァ!!」

「イヤ あの堂々と勝手なマネされると困ります」


騒いでいると前に乗っている民谷伊右衛門から声がかかる


「ゴチャゴチャうるせェぞ警察!!俺はネコバスに乗るのが夢だったんだ!!」

『アイツアホですよ』

「聞きしに勝るバカ男ですねぇ
あのままタクシーの金も奪って逃げる気ですよ」

「……」


黙っていたかと思えば突然飛び出して民谷伊右衛門の方へ行ってしまった於岩さん


「伊右衛門様アンタやっぱイイ男だよォ!
鬼灯様の100倍!イイ男だよォ!!」


あーあ…と思った時にはもう
キレた鬼灯様が金棒を民谷伊右衛門に向かって投げ於岩さん事タクシーのそとへぶっ飛ばしていた


「とりあえずそいつら家庭裁判所に連れて行け」


…ていうか!!


『私の団子ォー!!!』

「団子くらいまた買ってあげますよ」


帰宅後に鬼灯様が甘味処で新しくみたらし団子を買ってくれたので一緒に食べた

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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 鬼徹   
作品ジャンル:アニメ
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (12月6日 14時) (レス) @page38 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろく。 | 作成日時:2021年11月11日 21時

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