【鬼灯の冷徹】補佐官補佐はサボりがち【鬼徹】

鬼が十五人 ページ17

今日は一人で三途之川の確認ついでに掃除をしにきている
向こう岸の掃除は唐瓜くんと茄子くんが担当だ
掃除と言っても確認のついでだし一人なので範囲は狭い

三途之川はいろんなものが落ちてるから掃除が結構楽しかったりもする
それにしても時計と眼鏡が多いな…

しばらく掃除していると鬼灯様が来た


「ちゃんとやってますか」

『やってますよ〜
あとちょっとで終わります』

「そうですか サボらず頑張ってくださいね
私は唐瓜さん達の方を見てきます」

『はーい』


鬼灯様が歩いていったのを確認した後掃除を再開したが
カニや三途之川の主やカニを食べる三途之川の主に気を取られて少し時間がかかってしまった

大丈夫かなアレ…

私が掃除を終えて帰ろうとした頃に唐瓜くん達も終わったようなので
一緒に帰ることにした


「全くどいつもこいつも下着ドロだの何だの…なげかわしい
つーか中身に興味持てよ」

「閻魔大王」

「おお 鬼灯君Aちゃん 君達にもらったオーストラリア土産ちゃんと飾ったよ」

「ああ 魔除けだそうです」

『綺麗ですよね』

「うん ワシ魔除ける必要ないけどね」


何故魔除けなのかというと
各々閻魔大王にあげたいお土産を指さそうという話になった時
お互い魔除けを指さしたため即購入した


「「掃除終わりましたっ」」

「お疲れ様」

「三途之川は特に問題ありません」

『こっちも特に問題ありませんでした』


唐瓜くんたちの方では奪衣婆が賃金上げろってキレてたらしい

賃上げというよりカツアゲ…


「ところであの亡者は何をしたのです
随分わめいてますが」


鬼灯様が指さしたのはさっきから後ろで騒いでいる亡者
実は私も気になってた

生前女性の下着を盗んだ挙句それを誇らしくかざして捕まった変態だそう
ストレス社会の歪みって恐ろしい…


「それにしても今日はパンツの話題ばかりです」

『「パンツ？」』


向こう岸で何か話してると思ったらパンツの話してたのかよ！


「「ズボン」って意味でのパンツ？」

「何若者言葉にアンテナ立ててんですか
文字通りパンツですよ フンドシのかわりの」


急に茄子くんが鬼のパンツを歌い出す
その歌久々に聞いたけど…


『その歌って鬼のパンツ販促ソングか何かなんですかね』

「それワシも思った」

「お前らもか」


どうやら違うらしい

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