【鬼灯の冷徹】補佐官補佐はサボりがち【鬼徹】 (ページ14)

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鬼が十二人ページ14

この二人はお互い嫌い合っていてめちゃくちゃ仲が悪いのだ

現に鬼灯様は白澤さんの頬を引っ張り白澤さんはあからさまな毒薬を飲んでくれと言っている

相変わらず仲が悪い

「それより注文していた金丹は？」

「あーハイハイそれはキッチリ本物を」

「偽物があるの前提ですか」

100円ショップのトラベル中国語会話にもこれは本物ですか？という例文が載ってるらしい
大事な文なんだな

「金丹…？」

『中国の妙薬だよ』

白澤さんが白衣のポケットから金丹を出し桃太郎くんに見せる

「わっ…何か宝石みたい…」

「貴重なものだよ
医療研究の一環じゃなきゃこんなヤローに渡したくないんだけどさ
まァコイツ閻魔大王の補佐官だしねー」

白澤さんがそう言うと鬼灯様が急に歩き出し
白澤さんの手に自身の手を重ねたかと思えバルス！と滅びの呪文を唱えて白澤さんの手をメッキメキにした

『うわあ痛そう…』

「この手は男の硬い手じゃなくて女の子の柔らかい手を握るためにあるんだ
Aちゃんみたいなな！」

そう言われたので適当に手を掴んで痛いの痛いのとんでけ〜と言うと適当！と文句を言われた
何故…

桃太郎くんが言うにはついさっき柔らかい手とやらでぶん投げられてたらしい

「忠告しても無駄でしょうが貴方いつか奈落へ堕ちますよ」

そう言われた白澤さんは気にもせず金額を盛る
吉兆の印でもバチは当たるぞ…！

「あああと高麗人参もください」

「あそれはあっち穫ってくる」

「あっ雑用は俺が…」

という桃太郎くんを鬼灯様が止め
白澤さんに神獣でもバチは当たると言うが当の本人は気にしないどころかむしろお前に当たれなんて言っている

…がその直後
言葉の通り地獄まで真っ逆さまに落ちていった

「これが奈落の底ってね」

『物理的に落としてどうすんですか！』

下からボケナス〜！と聞こえてきたのに対し人がゴミのようだと返す鬼灯様

地獄まで落ちた白澤さんだが数分で上ってきた
さすが神獣

この穴は昨夜鬼灯様が6時間かけて掘ったそう

「ロンドンハーツのスタッフかお前は！！」

シャベルをペシペシしながら徹夜した甲斐があったとかなんか言っている

『嫌がらせで徹夜したのかよ！！』

「薬代払ってAちゃん置いてとっとと地獄へ帰れ！」

いつもみたいに白澤さん達とお菓子を食べる気満々だったが
置いていかれるわけもなく引き摺られながら地獄へ帰った