検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:40,091 hit

8 ページ8

向かい合って座っているとお見合いか合コンみたいで笑いそうになったけれど笑ったら吐きそうなので本能が拒否した

オンニに自己紹介してと言われたので挨拶をすると御丁寧にお返事をしてくれた

で、私が知りたいのはなんでこの人達が私の家にいるのかって言うことなんですよ

『で、オンニ。どういうことか説明して』

出来ることなら寝起きと二日酔いで頭回んないから分かりやすくお願い。と思った。もしかしたら言葉にしてしまったかもしれない

重たい頭と頭痛に耐えきれず頭に手を当てた

話を聞いている分にオンニが言いたいのはこういう事だろうとおもう

私には自炊、家事をする能力が全く無いしオンニが居なくなったら健康で文化的な最低限度の生活をおくれなくなるから言うなれば家政婦さんを雇いなさいってことでしょ?

確かに。オンニの代わりの人が居ないと私多分死ぬわ

『で、この人が私の面倒をオンニの代わりに見てくれるってこと?』

オンニがこくりと頷いた

『…勿論ただって訳じゃないでしょ?』

私がそう言うとオンニが勤務時間とお給料を教えてくれた

うん、別に悪くない。問題は…

『お金の事は別にそれでいいんだけど
…ほんとに何でもしてくれるの?
オンニは知ってるけど私ほんっとにだらしないよ?』

ミンギュさんが私を見て女に絶望するのではないかと言うこと

だって可哀想でしょ?

するとミンギュさんは家事ならば何でもしますと言った

『ふぅん』

そう言うなら。

『分かった
いつから来てくれるの?』

「別に…いつからでも」

横目でオンニを見てこの人は私を置いて遠くに行ってしまうのだと思うと積もった寂しさと憎らしさが堪えきれずに出た

『じゃあ今日からお願いします
もうオンニに甘えるのも変だし』

もういなくなる人に執着するのは辞めなければ

私が人と信頼関係を置く時に重視するのは嘘をつかない事だ

今まで散々裏切られて来た私は言葉の力を強く信じている

言霊というのが有るぐらいなんだからおかしくない筈だ

私の勝手な第一印象だけどミンギュさんはきっと正直で嘘をつくのが下手なタイプなんだろうけれど…それでもやっぱり彼の言葉で約束して欲しいと思った

『絶対に嘘はつかないでください』

「絶対に嘘はつきません」とその言葉を彼が言えば目の前に置いてある20万を渡そうと思っていた

私がそう言うとミンギュさんはなんだそんなことかという感じで笑った

それが子供じみたことだと思われたのが分かって悲しかった

9→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
238人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , ミンギュ , SVT
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

nagi(プロフ) - いいいさん» コメントありがとうございます!頑張って完結させますので応援よろしくお願いします…!! (2021年3月19日 22時) (レス) id: 48a3cc141f (このIDを非表示/違反報告)
いいい - 完結してください! (2021年3月19日 17時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
nagi(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。外させて頂きました。 (2021年3月17日 1時) (レス) id: 48a3cc141f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:nagi | 作成日時:2021年3月17日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。