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『スングァン、ありがとうね。楽しかった』

「僕も楽しかった。付き合ってくれてありがとうね」

『私の方こそ』

「じゃあ、また後でね」

『うん、また後で』

ミンギュさんと仲直りをしてこのまま一緒に帰ることになった

ミンギュさんと一緒にいたソクミンさんも予定があるらしくその場で別れてしまった

「ねぇ、聞きたいことがあるんだけどいい?」

『なに?』

「…そのさ、スングァン?って人と付き合ってるの?」

どんな事を聞かれるのかと思えば…

『は?付き合ってないよ』

間髪入れずに答えるとミンギュさんの表情が明るくなったような気がした

「そっか」

『うん
スングァンは私が何しても許してくれるから、ちょっと距離感がおかしくなってるだけ』

「ふぅん」

また表情が険しくなった気がして、何がミンギュさんの感情を左右するのかがわからなかった

気まずくなって俯いていると頭上から声が降ってきた

「何時に仕事行くの?」

『えっと…今日はゆっくりだよ』

スマホを取り出して今日のお客さんを見ると«7時ホン・ジス»と書いてあった

『…今日は7時』

「ゆっくりだね
…あんまり好きなお客さんじゃないの?」

『そんなことないんだけど…ちょっと酒癖が悪い人で』

「え、怒ったりとか?」

『そんな感じじゃなくて、なんて言うのかな…酔うと急に苛めスイッチが入る感じ』

「何その人ヤバくない?」

実際少しヤバいと危機感を持っているので否定はしないでおく

『素面だと凄くいい人なんだけどね』

「心配だから仕事が終わって帰ってきたら連絡して?」

『…』

そんな恋人に言うような台詞に眉間に皺を寄ったのが自分でもわかった

「心配だから、お願い」

眉を下げて…いや、耳としっぽを下げて私を見下ろす彼に嫌だとは言えなかった

『わかった…でも遅くなるよ?』

「通知の音量上げておくし大丈夫」

お願い事を聞いてもらえて嬉しかった子供のように笑うのをみてとんでもない人たらしだと思った

『はぁ…本当の犬飼おうかな…』

「え!飼うの?」

『やっぱりやめとく…』

犬が二匹なんて大変だ

「帰ったらお昼ご飯食べる?」

『いや、しんどいからギリギリまで寝る』

「食べてから寝たら?」

『…お腹すいてないし』

「待って、今日一日何も食べないつもり??」

『…』

「そんなの駄目だからね!?帰ったら一緒に何か食べてから寝よう?」

面倒臭いなと思ったけれど一緒に食べるならいいかななんて

『軽いものでお願い』

「任せて!」

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nagi(プロフ) - いいいさん» コメントありがとうございます!頑張って完結させますので応援よろしくお願いします…!! (2021年3月19日 22時) (レス) id: 48a3cc141f (このIDを非表示/違反報告)
いいい - 完結してください! (2021年3月19日 17時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
nagi(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。外させて頂きました。 (2021年3月17日 1時) (レス) id: 48a3cc141f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nagi | 作成日時:2021年3月17日 0時

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