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目を開けるとよく見知った天井が見え自分の部屋だと分かった
嫌な夢を見たと体の倦怠感を感じながら体を起こし一点を見つめているとドアの方から足音が聞こえた
もうミンギュさんが来てる時間か
足音の主は洗濯物を抱えており、私の姿を捉えた途端目を大きく開き抱えていたものを床に置いて泣きそうな顔をしながらベッドに近づいた
「よかった…気分はどう？悪い？」
彼は屈んで私の顔にかかっていた髪の毛を優しく払った
『…みず…』
「はい
そう言うと思って横に置いてたんだ」
と言いながら元々横に置いてくれてたのであろう手際よくコップに水を注いでくれた
『ありがと…』
「…腕、どうしたの？」
『腕？』
「これだよ」
そう言ってミンギュさんが私の腕を指さし、包帯に巻かれた自分の腕を見た
『わかんない』
「は？」
『昨日のこと覚えてない』
「本気で言ってる？」
『うん』
そう答えるとミンギュさんははぁ…と大きなため息をつき項垂れた
『ねぇ』
「なに」
『ミンギュさんは兄妹いる？』
「なんで急に？」
『気になったから』
「いるよ。妹が」
『そっか
仲良し？』
「えぇ〜…普通だと思うけど？」
『そっか…
妹さんにも私みたいにしてたの？』
「いや、してないよ」
『そうなの？』
「うん」
『そっか…』
てっきり世話焼きな性分は妹さんのせいなのかと思ったけど元々の性分だったみたい
「俺も聞いていい？」
『何を？』
「Aは兄妹いるの？」
『あー…い「待って待って！！やっぱり当てるから待って！！」あ…うん』
「うーん…お姉さんかお兄さんがいそう…めっちゃ世話焼きの…」
腕を組み首をかしげ、真剣に悩んでいる姿をみて間違ってるなぁと思いながら少しだけ笑った
するとミンギュさんがピタリと止まり勢いよく私を見た
『…な、なに？』
「…ううん、なんでもない
お兄さんいるでしょ！！」
さっきとは打って変わって今度は八重歯を見せて笑ったコロコロ変わる表情が面白かった
『んふふ…残念
私が長女だよ。妹と弟が合わせて4人いる』
「ええええええ！？」
『そんなに驚く？』
「意外すぎるんだけど！？」
『それよく言われるけどこっちに来るまでは頑張って長女してたんだけどね』
「なにそれ、頑張って長女してたの？」
『そう、頑張ってたの長女だから』
「ふぅん…俺長男だけど自由にしてたなぁ…」
『いいじゃん…羨ましい』
「自分は自由じゃなかったみたいな言い方だね」
『さぁ…どうなんだろ』
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nagi(プロフ) - いいいさん» コメントありがとうございます！頑張って完結させますので応援よろしくお願いします…！！ (2021年3月19日 22時) (
レス) id: 48a3cc141f (このIDを非表示/違反報告)
いいい - 完結してください！ (2021年3月19日 17時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
nagi(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。外させて頂きました。 (2021年3月17日 1時) (レス) id: 48a3cc141f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nagi | 作成日時：2021年3月17日 0時
