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彼女が慣れたようにスマートに会計を済ませてしまったので男の俺らはなんだか情けない気持ちになってしまった
きっと女の子はこんな風にされるのが理想なんだろうな。と自分に反省した
彼女に頭が上がらないままお店を出るとそれに気がついた彼女が俺らの背中を割と強めに叩いて「気にすんなよ」と語尾を伸ばしたような言い方で僕らを慰めた
「じゃあいまからその子の家に行くよ」
緊張する。俺はどんな人の元に働きに行こうとしているのか…
彼女は歩くのが早く、10分程歩くと街を抜け高級住宅街の中へと入った
え？と思った
隣のソクミンの顔を見てあ、こいつも知らないんだな…んでもって俺も同じような顔をしてるんだろうな。と思ったので聞いてみた
「え、ここって高級住宅街だよね？」
「うん
今から彼処のマンションにいくよ。」
そう言いながら彼女が指さしたのは高層マンションだった
俺は、いや俺達は耳を疑った
「「え…？」」
「ホントだよ」
彼女は片眉を上げて笑った
俺の心臓は激しく暴れていた。一体どんな人の所に連れていかれるんだ…？
色々なことを想像しながら歩いているといつの間にかマンションのロックの前にいた
彼女は鍵を持っており手馴れた手つきでロックを解除しエレベーターまで進んだ
13階建ての12階に住んでいるらしい。彼女がエレベーターのボタンを押したのでわかった
チンと言う音と共に12階へ到着し部屋の前へと辿り着くと彼女がくるっと振り返る
「少しだけ待ってて。上がってもらえる状況か見てくるから。」
そういって彼女はインターホンを鳴らすことなくまるで自分の家の様に鍵を開けて中へと入っていった
「ソクミン、お前とんでもない仕事をくれたな」
「いやまだ悪いって決まったわけじゃないじゃん！？」
「そうだけど！明らかになんかおかしいじゃん！？」
「ばっか！声が大きいよ…！」
ソクミンに手で口を覆われてそれを剥がそうとしているとガチャッとドアが開いてひょこっと彼女が顔を出した
「おっけー上がって！」
そう言われ俺達は恐る恐ると言ったふうに玄関へと入り自然と「お邪魔します…」と口にしていた
そして顔を上げて部屋をみて驚いた
広い。広すぎる。
玄関から真っ直ぐ伸びる廊下先にはリビングとダイニング、恐らくキッチンが見えた
そしてそこまでの道程に左右にこれまた大きな部屋があり、左側のドアだけが空いていた
気になってちらりとその中を除くと彼女に見ちゃダメ。と扉を閉められた
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nagi(プロフ) - いいいさん» コメントありがとうございます！頑張って完結させますので応援よろしくお願いします…！！ (2021年3月19日 22時) (
レス) id: 48a3cc141f (このIDを非表示/違反報告)
いいい - 完結してください！ (2021年3月19日 17時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
nagi(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。外させて頂きました。 (2021年3月17日 1時) (レス) id: 48a3cc141f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nagi | 作成日時：2021年3月17日 0時
