Baby baby Don’t cry 3 (ページ19)

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僕はその日から保健室に行くことが無くなった

やっぱりもう先生に会えないのだと思うと寂しかったけれどテオとジョングクが僕と過ごす時間を凄くよろんでくれたので気分が沈んでしまうことは無かった

そんな穏やかだけれど何かが足りない様な日々を繰り返して季節は移り行き、街には雪がしんしんと降り積もりはじめている

学校の卒業と共に近付いてくるデビューという目標に向けて僕らは必死だった

開設された僕らのsnsも少しずつだけれど見てくれる人が増えてきて順調だ

「ヒョン、明日卒業ですね」

卒業式前夜、ベッドの中でジョングクが微笑みながら呟く

『ね、僕が卒業したらグク一人で登校しないといけなくなるね』

「僕は余裕を持って登校するので大丈夫です」

『ふふ、毎日起こしてくれてありがとうね』

「僕が起こさなくてもちゃんと起きれるようになってください？」

『うーん…頑張ります…』

「明日はヒョン達も卒業式に行くって行ってました」

『ホントに？嬉しいな』

うとうとし始めているジョングクの頭を可愛いなと思いながら撫でているとぽしょっと何かを呟いた

「ヒョン、卒業しないで…寂しいよ…」

『え…』

何だこの可愛い生き物は…もう卒業するの辞めようかな

すぅすぅと寝息を立て始めたグクが可愛すぎて思わず腕の中にしまい込んだ

『僕も寂しいよ…』

ぎゅっと抱き締めているとグクの暖かい体温に釣られて僕もいつの間にか眠ってしまった

「Aーって…あらま…ヒョンに教えてあげないと
ホソギヒョン！」

「どうした？テヒョンアー…ちょっ、ナムジュナみてみて！」

「んー？…わぁお可愛いな、ユンギヒョン」

「なんだ…？
はは、抱き合って眠ってんのか。ジンヒョン、こっち来てください」

「どうしたのユンギヤーって…可愛いねぇ」

お風呂から上がったテヒョンが見つけたのはお互いに抱き合って眠るAとグクの姿だった

テヒョンはその姿をみてあまりの可愛さに皆にも教えてあげなければと近くにいたホソクを呼び、そして皆が二人の寝室に集まった

ヒョン達は二人の可愛らしい姿に頬が緩み日々の疲れが癒えた様な気がして、その姿をスマホに収め疲れた時に見るお守りになったそうです

「はぁぁ、本当に可愛すぎるよ…」

「Aもググも頑張り屋さんだからな」

「あんまり無理しすぎないでね」

「さ、二人が起きたら可哀想だからそろそろ行こう」

「そうですね
おやすみ二人とも」

メンバー達は微笑みながら部屋の電気を消した