Baby baby Don’t cry 3 (ページ17)

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「分かったなら返事をしろ！いいな、ミュン！」

『はい！』

僕はヒョン達と喜びを分けあい抱きしめあった

『ヒョン達とジョングク、僕の為にありがとうございます』

そう頭を下げると皆が僕の髪をくしゃくしゃにして撫でた

「練習再開するぞー、あ、それと今日はいつもより厳しいと思え」

ニヤリと悪い顔をする先生に少し背筋が凍りつつも急いで鏡の前に全員で整列した

先生の掛け声に合わせて体を使う

最近は怪我をしたり、恋煩いだったりでどこか抜けていたのを実感する

今は確りと集中もできるし、なんなら体のキレだっていい感じだ

ダンスってやっぱり楽しい

小さい頃テレビで見て憧れたあの人みたいになりたい

そういえばあの人はなんて言う名前だったっけ？覚えてないや…

僕らがデビューしたらいつか会えるだろうか？

「よーし、今日は終わりにしようか」

「『ありがとうございました』」

終了の声が掛かったのは夜の1時前だった

『はぁ…』

踊り続けた身体は悲鳴をあげて地面にへたり混んでしまう

「Aは最近怪我したりで少しマイルドに練習してたから疲れたでしょ」

水を飲みながら僕に声をかけたのはジンヒョンだった

『はい…脚が震えてます』

「子鹿みたいだね」

ヒョンは独特なあひゃひゃと窓を拭くような声で笑った

「さ、帰ろう」

差し出されたヒョンの手を掴んで立ち上がり、宿舎へと帰る

宿舎までの帰り道、テヒョンイヒョンだけが元気に話をしていてユンギヒョンに今何時だと思ってるんだと叱られていた

それでもテヒョンイヒョンはめげずに今度は僕の元へやってきた

「A！今日はまだ夜の治療してないから、はい！」

そういって正面から僕をぎゅっと抱きしめた

「A、サランへ」

あの日、ヒョンが提案した治療は毎日三回目欠かすことなく行われ続け僕も慣れてしまった

ヒョンの背中に手を回し、肩に頭を預けて口を開く

『ヒョン、サランヘヨ』

するとヒョンはずっと僕から離れて手を頬に移動し冷えピタの貼られた上をするりと撫でた

『ヒョン…？』

ヒョンの表情は見ている方の心が痛みほどに悲しそうだった

「痛かっただろ？」

『…うん』

「可哀想に…」

『大丈夫…もう終わったことだから』

瞳を潤ませるヒョンに微笑み返して頬に添えられた手を握って少し先を歩いているヒョン達の元へと走った

テヒョンイヒョンの手は僕より少し大きく骨張っていて暖かかった

『ヒョン、暖かい…』

「Aは冷たいから丁度いいね」