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それは数日後のことだった。
『あっ!』
私の目線の先には、しゃがみこんで鎌を上に投げ器用にキャッチしながら、暇そうにしているこの前の男の子がいた。
『こんにちは!この前は大丈夫だった?』
私はその男の子に目線を合わせ、声をかけた。
男の子「.....」
その子は一度こちらを見たものの、そのまま持っていた鎌に目線を戻し再度、上に投げては掴むを繰り返した。
(えっ。無視?)
私は諦めずに声をかけた。
『あれから何もされてない?私この辺に住んでるから、何かあったら私の所来ていいからね!』
男の子「......」
『僕、名前なんていうの?私はA!』
男の子「.......」
(やっぱダメかー。)
私はその場を後にしようと立ち上がり、男の子に背を向けた。
ぐぅ〜〜。
『ッ?!』
何処からともなく聞こえてきたその音は、私をその場に引き止めた。
音のする方に顔を向けると、なんともまぁ!
そこには、頬をほんのりピンク色に染めた可愛らしい男の子が居るではありませんか!!
『...お腹、空いてない?』
私はその子を家に招くことにした。
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ミユキエンジェル - どうしたら初めてでこんなに面白い作品ができるんですかぁ !?!?(すいません)すごく面白かったです!アラレちゃんさん神ですか? 更新楽しみに待ってます (2020年3月20日 16時) (レス) id: 14dd722220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アラレちゃん | 作成日時:2019年10月20日 3時