7話 ページ8
桃「来たぞ北海道ー！！！」
『元気だねぇ』
明日はついにライブ。
私達は札幌のホテルに泊まり、会場へと向かう。
あんなに悩んでいても、楽しみなものは楽しみ。
私にとってライブはデートなのだから。
特に何かあるわけでもなく、ライブ当日になる。
私達は今、物販に並んでいる。
桃「先輩！缶バッジ、当たりありますかね？！」
『どうだろ〜』
代行を頼んでいるので、私達は50個ずつ買う予定だ。ちなみに、桃ちゃんは1度楽屋招待を当てたことがある。
私はないけどね。
桃「先輩って、サイン系めっちゃ当たりますよね、、羨ましい！！」
『楽屋の方が羨ましいよ…当たるかな』
出会い厨やお取引をしていると、物販なんてあっという間。
当たりますように、と祈りながら缶バッジを引き、1時間後くらいに無事代行分の未開封の缶バッジも受け取る。
『さて、開封式だ。』
ペリペリ、といつもより糊が固い袋を開けていると、桃ちゃんが声を上げる。
桃「あ！志麻さんのサイン！買い取ってください！」
『あーはいはい、2000円あげる。』
えーちょっと安くないですかぁ！とかいう桃ちゃんを無視しながら開封を続ける。
サインなんて腐るほどある。私が欲しいのは、接触のチャンスだけ。
お願いします。神様。
『あ、楽屋招待。』
やった、当たった。
桃「先輩！！！おめでとうございます！！！」
反応が薄い？そんなことない、しっかり喜んでる。ただ、初めてだから信じられないだけ。
スタッフさんの元へ持っていき、確認の印を当たり缶バッジに入れてもらう。
桃「毎回思うけど、折角の当たり缶バッジに落書きしないで欲しいですよねぇ〜」
『まあ、仕方ないんじゃない？』
桃「残りの公演も、当たり当てていきましょうね！」
『もちろん』
そうして、ライブが始まる時間となった。
私達がいるのは、うらたさんと志麻さんのお立ち台の間の最前。
『最前かぁ〜久しぶりだなぁ』
桃「そうですね〜！ファンサ貰わないと！」
後ろの方では、「うらしまさかせん！ちゃっちゃっちゃちゃちゃ」というコールが聞こえるが、生憎本人達が見えないところで何をやろうと意味を感じないので、私達は不参加。
今まで小さい音で流れていたBGMが泊まり、2度目のスタッフさんの案内が入る。
少し経ってから、映像が流れ出す。
ライブが、始まる。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2023年3月19日 14時) (
レス) @page34 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ねこな(プロフ) - この作品好きです！今更読みました.....更新頑張ってください！！ (2019年5月15日 21時) (レス) id: 71d7653375 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぽん - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年4月9日 23時) (レス) id: d2790d7b68 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 主人公チートかよwwさかたんかわゆ…え…ちょっと主人公そこ変われ (2019年4月7日 14時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
志音@リス,ラ, - さかたんが…可愛いけど怖ぇwまーしぃ！負けないで頑張って!!更新待ってます！ (2019年4月7日 10時) (レス) id: 0f8bb6f46c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るか | 作成日時：2019年3月29日 19時
