今日:36 hit、昨日:52 hit、合計:134,081 hit
小｜中｜大
_ ページ5
仕事は相変わらず忙しく、
中々海へ行くことも出来なくなっていた。
あのとき心配をかけてしまったお兄さんに会えたら…と買っておいた焼菓子もいつの間にか賞味期限切れ間近になってしまい、私の記憶からも徐々に彼の存在が薄れていった。
10月に入り朝から社内は人事異動の話で持ちきりだった。
ウチの部署にも新しく男性社員が来るみたいで周りはどんな人だろうね？などとそわそわしている様子の中、
私はとにかく仕事ができる人をお願いします……！と心の中でひたすらお祈りを捧げていた。
上司の後に続いて近付いてくる足音。
一言挨拶どうぞと促された彼が挨拶をはじめた。
『今日からこちらの部署でお世話になります、
目黒蓮と申します。皆様よろしくお願いいたします。』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1199人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無色透明 | 作成日時：2023年9月10日 2時
